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「ふたば系ゆっくりいじめ 226 ゆっくり・洋服2/コメントログ」 これは いい ちんぴらげすだね! ゆっくりいそいでつづきをかいてね!! -- 2011-06-05 12 22 52 おにいさんの慇懃無礼が冴えてるね! ところで「おようふく」ってどうやって着てるんだろう、想像つかない -- 2011-06-14 06 36 38 おようふくはどうやってきてるん?ゆまむらwwゆニクロwwww -- 2011-11-13 02 44 30 ↓3 雑魚は、うんうんでも食ってろ! -- 2014-08-11 01 36 56 足りない。 これなら小学校の苛めの方が虐めっぽい。 -- 2018-02-27 15 50 26
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情けはゆっくりの為ならず 16KB 虐待-普通 理不尽 自業自得 自滅 共食い 野良ゆ 赤子・子供 自然界 現代 うんしー リハビリです。 書いた人 ヤリまむあき 書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 703 ゆー具 ふたば系ゆっくりいじめ 708 売ゆん婦 ふたば系ゆっくりいじめ 717 売ゆん婦2 ふたば系ゆっくりいじめ 723 売ゆん婦3 ふたば系ゆっくりいじめ 730 ゆー具 鬼畜眼鏡編 『情けはゆっくりの為ならず』 一、 れいむは困っていた。 かわいいおちびちゃん達に食べさせてあげるご飯が尽きたからである。 元来れいむ種は狩りが上手くないので、他の種と番になり、その子を生み育てるのが主な役割だった。 そしておうたやのーびのーび、もみあげぴこぴこなどゆっくりできるレクリエーションをするのである。 さて、そんな風に何の苦労もせずゆっくりできる日々を過ごしていたのだが、ある日突然番のまりさがいなくなってしまった。 れいむも慌てて探したのだが、たった四日で諦めた。 (こんなにたくさんさがしたのにどうしてまりさがみつからないのおおおおお!? かわいいれいむとおちびちゃんたちがこまってるんだよおおおおお! ゆっくりできないまりさなんてもうしらないよ!!) こういう性格だからまりさも嫌気がさして逃げたのだろうが、れいむはそれに気付かない。 ただまりさへの文句を口にするだけだった。 「おかーしゃん! れいみゅむーしゃむーしゃしあわしぇーしたいよぉ!!」 「まりしゃもうにがいくささんいやなんだじぇ!!」 「あまあまたべたいよおおおお!!」 まりさがいなくなってから食べるものといえば雑草がほとんどで、まともな食べ物はたまに採れる木の実ぐらい。 雑草の苦味と食べ物の少なさは我が儘で食べ盛りの子ゆっくり達にとって我慢できるものではなかった。 「うるさいよ! そんなにわがままいうんだったらじぶんでなんとかしてね!! おかあさんはたいへんなんだよ!!」 そう言って自らの子供達に向かってぷくぅーっをするれいむ。 「ゆびぃいいいいいっ! おかあしゃんがいじめるよおおおおお!!」 「こわいんだじぇええええ!!」 「ごめんなしゃいいいいい!!」 子供達を威嚇してしまった後、れいむは泣いた。 「ゆぐっ、ゆぐっ……。ごめんねぇえええ! おかあさんがごはんさんとってこれないからあああああ!! これもまりさがいなくなっちゃったせいだよおおおおおお!!」 巣穴には子ゆっくり達の泣き声と、れいむの嗚咽が響いていた。 ニ、 次の日、家族総出で狩りに勤しむれいむ一家の姿があった。 森の中には虫やキノコ、その気になれば食べられるものなどはあるのだ。 それならばと、子ゆっくりまで駆り出してゆん海戦術で少しでも収穫を増やそうという魂胆である。 「おちびちゃんたちがんばろうね!」 「「「ゆー!」」」 だが、結果は無惨なものであった。 「まりしゃ、もううごけないんだじぇ……」 「おなかしゅいたよぉ……」 しばらくまともな食事をしていなかったこともあってすぐに体力の限界が訪れる子ゆっくり達。 赤ゆほどではないが燃費が悪く、それでいて狩りをしたことがない彼女達が採れる食料など微々たるもので、かえって消耗した体力の分余計に食べなければいけないのだから逆効果だった。 「まりさ、まりさはどうしてかえってこないの……。はやくかえってこないとせいっさいっするよ……」 ただまりさが持ってくるご飯を食べてはゆっくりするだけだったれいむには、この状況を打開する力などなかった。 子供達の世話をしていたと言ってもおうたを歌ってむーしゃむーしゃしてごろごろしてるだけ。 それでいて自分がゆっくりしているという自負だけは高いのだから困ったものだ。 ゆっくりにとってはゆっくりしている事こそ至上命題。 このれいむはそういう考えの持ち主だった。 「どうしたんだい?」 そんなどうしようもないれいむに、救いの神が舞い降りた。 三、 男は山歩きを趣味にしていた。 その日いつものように山に入ってしばらくすると、弱ったゆっくりの一家が目に入ったのである。 世間でのゆっくりの認識はひどいものであったがこの地域では畑を襲撃するようなゲスはほとんどおらず、害獣と呼べるようなものではなかった。 山の恵みを食い荒らすものの様々な理由で自滅して植物の養分になったり、野生動物の餌にもなるので結果的には有益であるし、また時折村の子供達が山に入ってゆっくり狩りをして適度に数が調整されていることもあり、地域に密着した存在だったのである。 男はゆっくりが好きでも嫌いでもなかったので、相手がゲスでなければそれなりに寛容だった。 「ゆ……。にんげんさん、れいむとおちびちゃんはおなかがすいてこまってるんだよ」 この時れいむに元気が有り余っていたのなら間違いなく悪態をついてあの世直行便に乗車していただろうが、幸運なことにそうはならなかった。 あまりの空腹に子供たち含めそれをする気力もなかったのである。 「そうか……。ならこれを食べなさい」 少し気の毒に思った男はとびっきり甘いチョコレートやクッキーを多めにばら撒き、ゆっくり達に食べるように促した。 あまあま、それも野生ではまずお目にかかれない人間のお菓子。 ゆっくりにとっては至宝である。 「ゆ……! ゆわぁ~い!! あまあまああああああ!!」 姉子れいむが真っ先に飛びつく。 さっきの弱り具合が嘘のようだ。 「おねえちゃんずるいんだじぇ! まりしゃもいっぱいむーしゃむーしゃするんだじぇ!!」 「そのあまあまはれいみゅのだよ!」 続いて子まりさと妹子れいむ。 「おちびちゃんたち! おかあさんのあまあまをとるようなげすはおしおきするよ!!」 最後に母性の欠片もないような発言をしながら母れいむも続く。 「うめっ! これめっちゃうめっ!!」 「「「むーしゃむーしゃ! しあわしぇええええー!!」」」 非情に汚らしく菓子を食い散らかすゆっくり達。 男はそれ以上見ているのが嫌になったので足早に立ち去った。 (あー、やっぱりゆっくりなんかに情けかけることはなかったかな。まあ、たまには良い事したと思うしかないか) たらふくお菓子を食べてぽんぽんが膨れ、すっかりなすび体型になった一家。 その場でうんうんをし始める。 「すーぱーうんうんたいむはじまるよー!」 「うんうんしててもかわいくってごめんにぇ!」 「うんうんしてすっきりーなんだじぇ!」 あにゃる括約餡が緩み、体内の餡子が音を立てて排出される。 排泄により心地良い開放感に包まれ、舌に残る余韻もまた甘美。 そしてれいむは先程の苦しみを忘れてひたすらゆっくりしていた。 (ゆふふ! やっぱりれいむがゆっくりしてたからにんげんがあまあまをもってきてくれたんだね!) なまじ一度いい思いをしたために全く学習していない。 寧ろれいむの中では、ゆっくりしてればご飯が食べられるという短絡思考に至ってしまった。 「かわいいれいむにあまあまをよこすなんてみどころのあるにんげんだね! れいむのどれいにしてあげても……、ゆ? どれいがいないよ! まったくゆっくりしてないどれいだね! こんどあったらせいっさいっしてやるよ!!!」 この台詞を男が聞いたら、己の行いを後悔しただろう。 善意から出た行動の果てが奴隷呼ばわりだ。 まあ一般的なゆっくりなどこんなもので、増長したらきりが無いのである。 「おちびちゃんたち、ゆっくりかえっておひるねしようね!!」 「「ゆっくりかえりゅよ!!」」 「ゆっくりかえりゅんだじぇ!!」 そして本来の目的を忘れ、巣穴に戻って昼寝をする始末。 自分達が何の為に外に出て狩りをしていたかはすっかり記憶から抜け落ちていた。 四、 翌日、ゆっくりした気分で一家は朝を迎えた。 「おちびちゃんたち、あさだよ!!」 「「ゆっくりおきるよ!!」」 「ゆっくりおはようなのじぇ!!」 今日もかわいいおちびちゃん達に囲まれ、目覚める。 昨日はお昼にあまあまをたくさん食べてお腹がいっぱいになったので晩御飯を食べずに眠ってしまったが、そろそろおちびちゃん達もお腹が空いただろう。 ぐぅー。 「「ゆ、おなかしゅいたよ!!」」 「ごはんしゃんたべたいんだじぇ!」 案の定腹を鳴らして食事の催促をする子ゆっくり達。 食べて、寝て、うんうんして。 まさにうんうん製造機といったところか。 そんな姿も可愛く映るのか、れいむは顔を綻ばせて食事の用意をしようとする。 「まっててね! いまあさごはんさんを、……あああああああああっ!!」 「ゆゆ! おかあしゃんどうしたにょ!?」 ようやくご飯がないことを思い出したのか、急に大声を出すれいむに子ゆっくり達は驚く。 うんうんは古くなった餡子と共にゆっくりできない記憶などを排出する働きもあるらしいが、流石に命に関わることまで忘れることはない筈。 しかし、今の彼女達の目の前にはほとんど食べるものがない。 これだけは確かだった。 「れいむのごはんさんどうしてないのおおおおおおお!?」 あるものは子ゆっくり達が採ってきた僅かばかりの草に、れいむが採った木の実が三つ。 起きるまで感じていた幸せがどこかへ逃げていくのをれいむは感じていた。 「ゆ……。おちびちゃんはこっちのきのみさんをたべてね!」 それでも、子供達には比較的まともな食事をさせようとするあたりはれいむ種だった。 母性がいい方向に働いたらしい。 もしこのれいむがでいぶ化していたら、慈しんでいた我が子さえも躊躇わずに犠牲にしたことだろう。 もっとも、この場合それが果たして幸運だったかどうか。 「ゆわーい! きのみしゃんだよおお!」 「おかあしゃんありがとうなのじぇ!」 「ゆっくりたべりゅよ!」 子供達の笑顔を見て、れいむの我慢も報われる思いがした。 「「「むーしゃむーしゃ……」」」 木の実を口に入れる子ゆっくり達。 草よりは栄養価が高いし、また新しいご飯さんを採ってくるまではこれで持つ筈。 そう考え、れいむは己がまずい草を食らってでも子ゆっくり達を優先したのだ。 しかし、昨日よりもれいむ達を取り巻く状況は悪化していたことには気付けなかった。 「まじゅいいいいいい!!」 「こんなのたべられにゃいよ! きのうたべたあまあまもってきてにぇ!!」 「にがいんだじぇえええ!! ぐるめなまりしゃのしたはこんなのじゃまんぞくできないんだじぇ!!」 口々に文句を言いながら咀嚼した木の実を吐き出す子ゆっくり達。 「どうじでそんなこどいうのおおおおおお!? きのみさんはごちそうさんでしょおおおお!!」 今までだって子供達は木の実を喜んで食べていた筈。 狩りが下手なれいむが手に入れられる食料の中では上等で、たべればむーしゃむーしゃしあわせーできた。 だが、それは過去の話。 一度特上の甘味を知ってしまったからには、自然界に存在する仄かな甘味では満足できなくなってしまったのであろう。 それも一度に大量に摂取してしまったことがまずかった。 ゆっくりの感じる美味の基準は単純で、甘ければ甘いほど好ましい。 そのため、植物型にんっしんっで生まれた赤ゆっくりが最初に食べる茎は程よく甘さと苦さが入り混じったものとなっているのだ。 野生の生活に順応できるよう、そして日常生活で手に入るあまあまの味を楽しめるように。 人の介入がなく、野生に生きるだけなら問題なかったであろう。 「ぺーろぺーろ……、きのみさんこんなにおいしいでしょおおおお!?」 子供達が吐き出した木の実を舐めとり、特に木の実が苦いわけではないことを確認したれいむ。 彼女には何故子供達が木の実を食べないか理解できない。 「でもにがくてたべられないんだじぇ!」 「わがままいわないでね! あとはくささんしかごはんさんがないんだよ!!」 そのために子供達を叱り付けてしまう。 成体のゆっくりの味覚はある程度完成されているが、子ゆっくりや赤ゆっくりの味覚はちょっとしたことでもすぐに変動しやすいのだ。 だから、菓子をくれた青年の行動はゆっくり達の為にならなかったということになる。 五、 そして、子供達が何も口にしなくなってから三日が過ぎた。 その間れいむは下手なりに狩りをして必死に食べ物を集めたが、そのいずれも子供達は受け付けずにどんどん衰弱していった。 「あまあま……、ゆっくり……」 「おなかすいたんだじぇ……、でもにがいのはいやなのじぇ……」 弱っていく子供達とは対照的に、れいむは充分ご飯を食べることができた。 子供達が吐き出したものや食べないものを食べていた結果である。 「おかあしゃんだけごはんしゃんたべててずるいよぉ……。れいみゅ、あまあまたべたいよお……」 「ゆぅ……」 そう言われるとれいむもお手上げだ。 自分にしては頑張ってご飯を採ってきたのに、それを食べてくれない子供達にれいむのストレスが溜まっていく。 そんな時に、姉子れいむの容態が急変した。 断片的な単語しか話せないほどに弱っていたが、遂に限界を超えてしまったらしい。 「もっと、ゆっくり、した……」 「おちびちゃん? おへんじしてねおちびちゃん!!」 餓死である。 つぶらだった目は乾き、舌をだらりと垂らした死に顔はまったくゆっくりできないで死んだことの証拠だった。 断末魔を最後まで言うほどの元気すら、姉子れいむからは失われていたのだ。 「おちびじゃあああああああん!!!」 「「……」」 姉の死を見てもあまり反応をしない子まりさと妹子れいむも、そろそろ限界が近いらしい。 「おちびちゃんたち、よくきいてね! これからおかあさんをたべてね!!」 もう可愛い我が子を死なせるわけにはいかぬと、自らを彼女達の糧とすると決めたれいむ。 仮に今回は生き永らえたとしても、子ゆっくり二匹だけで生きていけるほど自然界は甘くない。 だが、今ご飯を食べなければ子供達は死ぬのだ。 「まりさ、もういちどあってせいっさいっしてやりたかったよ……。さあ、おたべなさい!!」 この世を去る時までまりさを恨み続け、れいむはずっとゆっくりした。 何の苦痛もなく、ゆっくりの死に方としては上等な部類だろう。 「ゆん、まりしゃにあまあまをたべさせてくれにゃいくじゅおやはこうするのがとうぜんなのじぇ……」 「おねえちゃん、はやくたべようにぇ……」 親の心子知らずとはよく言ったもので、そんなれいむの心境など全く推し量らずに身勝手な振る舞いをする子供達。 とんだ親不孝者どもだ。 こんな奴等の為に犠牲になったれいむも浮かばれない。 「「むーしゃむーしゃ、それなりー」」 かつて味わった甘味には及ばないが、これもれいむの中身の餡子は二匹の栄養となり再び元気を与えた。 死までの猶予が伸びたと言っても良いだろう。 あっという間にれいむの体だったものは欲望に任せて食い尽くされた。 少しは保存するとか建設的な考えはできないのだろうか。 「ゆふぅー、まあまあだったのじぇ!」 「おかあしゃんそれなりだったよ!!」 図々しく味の評論までする始末だ。 「ついでにおねえちゃんもたべるんだじぇ!!」 「ゆ! いいかんがえだにぇ!!」 姉子れいむだったものにも二匹の視線が向けられ、それもまた食い散らかされた。 「「むーしゃむーしゃ、ちょっとしあわしぇー」」 どうやられいむよりも美味しかったようだ。 まったくゆっくりせずに死んだから、甘味も増していたのだろう。 そしてそのまま昼寝をし始める。 彼女達にとっては食事は誰かが用意してくれるもので、父親だったまりさがいた頃も、いなくなってからもそれは変わらなかった。 せめて狩りのやり方を教えてもらってさえいれば、もっと違った未来があったかもしれないが既に遅い。 彼女達に待ち受ける未来は容易に想像ができるだろう。 共食い、餓死。 そこには、れいむが願った子供達の幸せなどありはしなかった。 六、 ゆっくり学の教科書が閉じられ、生徒達は口々に感想を言い始めた。 盛り上がったところで壇上の教師が手を叩き、自分を生徒達に注目させる。 「はい、今日の話の教訓は何だと思いますか? えーと、それじゃあ鬼意君」 指名された男子生徒は少し考えてから答えた。 「うーん。多分ですけど、特にゆっくりを嫌ってなくても見つけたら即刻潰すのが本当の意味のあいつらに対する慈悲、ですか? どうせ生きててもゆっくりできなさそうですし」 「はい、正解です。情けはゆっくりの為ならず。男の人の善意も、母れいむの献身もまったくの無駄になりましたね。中途半端な哀れみは誰の為にもなりませんし、それにゆっくりを潰す度に世界がちょっとずつ綺麗になります」 「あいつら動く生ゴミだから性質悪いよねー」 女子生徒の合いの手で教室が笑い声に包まれる。 「ねえ先生。いなくなったまりさはどうなったの?」 「素敵なありすと出会って都会派な恋をして、情熱的なすっきりーをして新しい子供達を作り幸せなゆん生を過ごしました」 「何それー」 「こういう自分勝手な奴ほど結構世の中上手く渡ってるんですよ」 やがて鐘が鳴り、授業の終わりが告げられた。 「それでは今日の授業はここまで。あ、飼いゆっくりは下手に手を出すと面倒ですから、潰すなら野良か野生に限りますからねー。先生はちゃんと忠告しましたよー」 「「「「「はーい」」」」」 元気良く答えた生徒達に満足そうに頷き、教師は扉から出て行った。 七、 学校が終わって鬼意君が帰ろうとしていると、野良であろうか仲の良さそうなゆっくりの親子がいた。 「れいみゅのーびのーびしゅるよ!!」 「おちびちゃんはゆっくりしてるね!」 (あ、ゆっくりだ。バッジはつけてないな……) 一日一善、先生も世界が綺麗になると言ったし、こいつらに対する慈悲にもなる。 一石二鳥じゃないか、それに足元には丁度良く手頃な石が落ちており、これは世界が俺にゆっくりを殺せと囁いているのだという確信になった。 「第一球、振りかぶって!」 右腕に力を込め、第一目標の子れいむに狙いをつける。 「投げました!!」 手から放たれた石が子れいむに迫る、その間僅か数秒。 子れいむは暢気に体を伸ばし続けている。 「のーびのーびぃっ!!」 石は子れいむの頭部を綺麗に吹き飛ばし、道路へ転がって乾いた音を立てた。 目や髪、歯といったパーツが親れいむの顔に降りかかる。 意思を失った子れいむの体は、のーびのーびをした姿勢のまま倒れてびくびく痙攣していたがやがて動かなくなった。 「お、おちびちゃん……?」 「デッドボール!!」 胡乱なれいむの声と、少年の場違いに明るい声がミスマッチだった。 その声から原因は彼だと見抜いたれいむが少年に向かって何事かを言おうとする。 「どぼじでごんなこどぉっ!?」 だが少年はそんな事に興味はない。 ただゆっくりを潰すだけだ。 思いっ切り踏みつけられて中枢餡を破壊され、すぐにれいむはおちびちゃんの後を追うことになった。 「いいことしたなあ」 近くのゆっくり専用ゴミ箱に備え付けられているシャベルを使って親子の成れの果てを片付けてゴミ箱に入れると、少年は意気揚々と帰途に着いた。 彼は悪意からではなく善意で親子を潰したのだ。 こういった授業の効果により子供達は抵抗なくゆっくりを始末できるように成長するのである。 ちょっと間が空きましたがリハビリに投稿です。 この時期は忙しいですね。 これでもかというほどのテンプレにあっさりとした描写です。 情けは人の為ならず、はもっと違った意味ですよ?気になる方はググってくださいませ。 次は売ゆん婦の続きを書きます。 街ゆあきさんのゆ虐教育みたいにゾクゾクする教育ではありませんが、今回のは劇中劇ということで。 ヤリまむあきでした。 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る >こういう自分勝手な奴ほど結構世の中上手く渡ってるんですよ 確かにその通りだが もし実際に学校でそう教えたらモンペアが黙っていないだろうなw -- 2011-07-30 21 54 23 飼いゆが認められている世界なのに、授業でゆ虐を教え込むってどうなの? 虐待派はあくまで自然発生するのが好ましくて、こういう思想教育系の話は好きじゃ無いな -- 2011-07-14 20 43 30 これは引っ掛けだ 情けは人のためならず(誤) 情けをかけても誰のためにもならない (子ゆとれいむのやりとり) (正) 相手に情けをかけるとその影響は他人にもある (教師の会話と鬼意山の一日一善) -- 2011-07-12 20 19 16 こういうの大好きだ。最後以外は。 -- 2010-07-31 22 17 21 学習しない子ゆ達が、凄惨に死んでいく所も描いてほしかった。 -- 2010-07-23 02 56 36 ゆっくりには恩を返すという概念がまったくないから情けかけても無駄だしな -- 2010-07-17 23 23 35 だよね。「情けは人のためならず」って「善因善果」みたいな意味だよね。 -- 2010-07-07 06 57 26 なるほどゆっくりなら誤用にならないな -- 2010-06-24 09 03 47 情けはゆっくりの為ならず。自分(人間)の為である。 -- 2010-06-13 01 52 19 情けは人の為ならず の意味理解してんのか? つ 情けは人の為ならず、はもっと違った意味ですよ?気になる方はググってくださいませ。 作者じゃなくて作中の人物に対してなら話は別だろうけど -- 2010-04-18 10 37 51 ってか 情けはゆっくりの為ならず って、もちろん 情けは人の為ならず が元ネタだよな 情けは人の為ならず の意味理解してんのか? -- 2010-04-18 02 22 14 >飼いゆっくりは下手に手を出すと面倒ですから 発想と教え方がもうすでにゲス虐待お兄さんじゃん・・・ -- 2010-03-26 19 02 59
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元祖ゆっくりとの遭遇 ***********注意************************************************************** オレ設定がとても出ます。(というかそれが話の基本になります) 会話のなかに「ぺにぺに」「まむまむ」「あにゃる」「うんうん」「しーしー」が出ます。 序盤の解説が長いです。 前の作品より少し長めです。 良いゆっくりも虐められます。 ****************************************************************************** 仕事が終わって夕暮れ時のことだった。 ふと道の山側で何かが動いているのを見つけた。 「ゆっくりしていってね!」 見るとゆっくりれいむだった。 「ああ、ゆっくりしていくな・・・ってお前!」 れいむは体中痣だらけだった。 誰かに虐められたのだろうかひどく腫れ上がっていてとても痛々しい。 ゆっくりはそんなに好きじゃないオレでもさすがにかわいそうに思ったので病院に連れて行くことにした。 病院では医者がすぐ治療を始めてくれた。 なんか深めのトレイに入れてオレンジジュースをかけただけの様だが傷が無くなっていくのが目に見えてわかるほどなのでまあ良しとしよう。 「ゆ~♪ありがと~!」 「いやいやこれが仕事だからね。」 「ありがと~!うれしいよ~!」 きちんとお礼を言える良いゆっくりのようだ。 と、そこで医者を見ると少し驚いた顔をしていた。 そしてオレとれいむに少し待っているよう言うと奥の方へ走って行った。 しばらくして医者は何か大発見でもしたかのように息を切らせて戻ってきた。 とても早口で良く解らなかったが最初の部分だけ聞き取れた。 「このれいむはある意味元祖ゆっくりだ! 人間が初めて見つけたゆっくりと同じ特徴をしている!」 ?・・・どういうことなのかよくわからないのでもっとゆっくりその、「人間が初めて見つけたゆっくり(元祖ゆっくり)」について説明してもらった。 元祖ゆっくりとは ・会話はゆっくりで単語のみ ・今たくさんいる個体のように幼児レベルの話し方ができない 例 ×「おじさん!れいむのてあてをしてくれてありがとうね!」 ○「ゆ~♪ありがと~!」 ・生命力が強い ・傷の治りが今の捕食種以上 ・中身が半分位までなら出ても自然治癒できる ・皮が少し厚い ・小食で狩りをほとんどしない ・自分と同じくらいの量の餡子で1週間暮らせる ・虫は食べず、植物が主食 ・食事は散歩の途中で花や果物を食べる程度 ・冬はとうっみんするので餌をため込む必要が無い ・冬のための食べ貯めが狩りにあたる ・とても純粋 ・誰にでも友好的 ・素直で優しい ・各器官について ・排泄しないのであにゃるがない ・ぺにぺにやまむまむがない ・ある程度大きくなると一定周期で動物型にんっしんする ・単体で行う ということらしい。 なるほど、今はそんなゆっくり全然いないし確かに珍しいな。 しかしなぜ今そんなのが生まれたのだろう。突然変異か? それから医者がまた何か言い始めたがまとめるこうなる。 元々ゆっくりは自然の中でゆっくりできる能力を持っていた 人間と出会ったことで野生の果物以上に甘いものを知ってしまった 人間とコミュニケーションをとりたくてたくさん話せるようになった 人間に過剰に餌を与えられたためうんうんやしーしーをするようになった 人間に捨てられたゆっくりは自然の中でゆっくりする方法を忘れてしまった そのため体は弱くなり、食べれる物が分からず虫なども食べるようになった 厳しい自然の中で生きるためより狡猾なゲスが生まれた ゲスの中から突然変異でぺにぺにやまむまむを持つ個体が出てきた なかなか話し好きな医者のおかげでゆっくりの歴史がわかった。 ホントに説明するのが好きだな。確かにすごいことなのはわかるが。 そう思っていると最後に医者はこう言った。 「しかし、今の世の中じゃこのれいむは長く生きれないだろう。」 確かにそうだ。 このれいむは危険に関してだいぶ疎い。 だから街では暮らしていけない。 では山はどうか。 この街は山が近いから山の自然の中なら生きていけるだろう。 しかし山には野良ゆっくりがたくさんいる。 ゆっくりは変わったゆっくりに対しては冷たい。 もしかしたらさっきの傷は山のゆっくりのせいかもしれない。 ふむ、なら選択肢は1つしかない、こいつと会ったのも何かの縁だろう。 「それじゃあオレが飼いますよ。見つけたのもオレだし。」 「へっ?・・・ああそうかわかった育ててあげなさい。」 なんか医者が名残惜しそうだが気にしないでおこう。 それから医者は珍しいものを見せてもらったと治療費を無料にしてくれた。 おもしろくて良い医者だ。今後もここを利用しよう。 さて、まずはれいむを説得しないとな。 「なぁれいむ?今日からオレと一緒にゆっくり暮らさないか?」 「ゆ?・・・ゆ~!ゆっくりよろしくね!!」 「あぁ!こちらこそよろしくな!」 これでれいむは今日からオレの家族だ。 家族が増えたことに喜びつつオレはれいむと共に家路についた。 何週間か過ぎた。 オレはれいむの本来の強さを忘れさせないよう気を付けつつ幸せに暮らしていた。 食事は基本的に野花を与える。 毎日取れるわけではないが腹もちがいいのでそれでも平気なようだった。 たまに花屋で花を買ってきて与えるといつも以上にしあわせ~してくれるし、 前に一度りんごの皮を与えたらヘブン状態になっていた。 時々皿を割ったりすることもあるが注意すればちゃんと覚えるようだった。 とても幸せな生活ももう少しで一か月になろうとしていた。 その日、オレとれいむは山に遊びに来ていた。 「久しぶりの山はどうだ?」 「ゆ~♪楽しいよ~!」 「そういえばもう少しでお前が来て一か月になるな。お祝いになんか欲しいものあるか?」 「ゆ!?こうはく~!ぺらぺら~!」 「は?」 「あまあま~!」 「紅白、ぺらぺら、あまあま・・・ああ、りんごの皮か。」 「ゆ~!む~しゃむ~しゃ!」 「あれ食いたいのか。わかったよ。でも少しだけだぞ?いいな?」 「ゆゆ~!わかった~!」 こいつはそんなに気に入ってたのか。 よし、皮しかやれないがせめて高いりんごにしてやるか。 ガサガサ ん? 茂みから音がする。野良ゆっくりでもいるのか? 一応れいむを箱に入れておくか。 オレはれいむを持ち上げる。 すると箱に入れる前に何かが飛び出してきた。 「れいむー!やっとみつけたよ!」 「にんげんさん!まりさのこどもをはやくはなすんだぜ!」 れいむとまりさの番のだった。 「ゆっくり違いじゃないのか?」 「ちがうわけないよ!じぶんのこどもはみわけがつくよ!おにいさんばかなの?しぬの?」 「はやくはなさないとまりさのひっさつのいちげきをおみまいするのぜ!」 ふむなるほど。 ここは当の本ゆっくりに聞いてみよう。 「なぁれいむ。このゆっくりたち見覚えあるか?」 「ゆ?・・・・・ゆゆ!ぱぱ~!まま~!」 なんと本当に家族だったのか。 とりあえずれいむを地面に下ろす。 「「「すーりすーり!」」」 「ゆぁーん!れいむのれいむやっとみつけたよー!!」 「まったくどこにいってたのぜ?しんぱいしたのぜ?」 「ごめんなさい・・・はんせいするよ・・・」 「さぁおうちにかえるよ!おねえちゃんたちまってるよ!」 え?おうちに帰る?どこだそこ。こいつの家はオレの家だろ? こいつらもくるのか?いや家には待ってるゆっくりはいない・・・じゃあ・・・ 少し混乱していた。 まさかこんな日が来るとは思っていなかったから。 「待ってくれ!」 「「ゆ?」」 子供が家族のもとに帰るのは当然だ。 しかしオレは思わず引き止めていた。 「そいつは今日までオレと暮らしてたんだ!怪我してるのを拾って病院連れて行って・・・ それから一緒に毎日毎日幸せに暮らしてるんだ!もうすぐ一か月になるからお祝いしようって さっきも話してて、だから!・・・その・・・そいつとこれからも一緒に暮らさせてくれないか?」 自分でも何を言っているのかわからなかった。 でも心にあることを全て話していた。 「ゆゆ?なにいってるの!?このれいむはれいむのこどもなんだよ!わたせるわけないよ!」 「もうはなればなれにはなりたくないんだぜ!」 正論だ。 でもオレにとってもこいつは家族なんだ、引くわけには行けない・・・! 「・・・なぁ、こいつはな、ふつうのれいむじゃないんだ。今の山じゃ暮らしていけないんだよ。」 「そんなことないよ!このこはじょうぶにそだってるよ! 「でも他のゆっくりと違うところはあるよな?」 「「ゆ?」」 「ぺにぺにとまむまむが無いゆっくりが群れの中でゆっくりできるのか?」 「「ゆゆ!」」 「それで虐められたりしたことは無いのか?それを守れるか?大人になっても守っていけるのか?」 「・・・ゆゆゆゆゆ!まもれるんだぜ!まりさはむれでいちばんつよいんだぜ!」 「そうだよ!いじめられてたこともあるけどまりさがまもってくれるからへいきだよ!」 そこまで言われるとオレには何も言えない・・・ 本当の家族と共に守られながら生きる。 それが幸せじゃない訳がない。 仕方ないことなんだ。本当の家族の方が幸せなんだ・・・ 「・・・わかったよ。れいむ、ここでお別れだ。」 「ゆ?」 野性に戻るならもう会わない方がいい。 辛いがそれがれいむのためだと思った。 「それじゃあおうちにかえるよ!」 「あ・・・待ってくれ!」 「ゆ?こんどはなんなのぜ?」 「これ、れいむが好きな花なんだ。今日の弁当にと持ってきたんだが持って行ってくれ。」 「ゆゆ!ごはんがたくさんだよ!おにいさんありがとうね!」 「けがなおしてくれたこともおれいをいうのぜ!」 「ああ・・・それじゃあれいむ、さよならな。」 「ゆ~・・・おにいさん・・・またね~・・・」 そしてれいむ達は去っていった。 姿が見えなくなってから涙が出てきた。 走馬灯の様に楽しかった日々が思い出されて余計に涙が止まらなくなった。 日が暮れ始めた頃ようやく涙が止まり、山を降りることにした。 「ゆ~!!いたい~!!いや~!!やめて~!!」 れいむの声だ! 微かにだが間違いない。さっき親がここにいたことからも巣はそんなに遠くないのだろう。 しかしなぜ悲鳴が?優しそうな両親だったし捕食種かゲスにでも遭遇したか? とにかくれいむが心配だ。 オレは声のする方へと向かった。 木陰から覗いてみる。 むこうの木の下に穴があいている。 あそこが巣の様だ。 そしてその前に5匹のゆっくりがいた。 先ほどの親ゆっくり2匹とれいむ、それからさっき言っていた姉妹だろうか子れいむと子まりさが1匹ずついた。 それは理解できた。 しかし目の前の光景が理解できなかった。 「むーしゃむーしゃ、しあわせー!!」 「うっめ!このはなぱねぇ!めっちゃうめっ!」 両親がさっき渡した花を食べている。 「クズにもつかいみちがあったんだね!でもこのごはんはクズにはあげないんだよ!」 子れいむがそう言いながられいむに体当たりしている。 「こんにゃのがまりしゃのおねえちゃんだなんてちょっくだじぇ!ゆっくちちないでちぬんだじぇ!」 子まりさもそう言いながら体当たりしている。 なんだ・・・この光景は・・・ さっきの優しい両親はどこにいる? なぜれいむが虐められてるのに止めないんだ? 「げっぷー!クズれいむがごはんともどってくるとはおもわなかったよ!」 「ためしにもういっかいやってみるんだぜ!もしかしたらまたごはんもらえるかもしれないのぜ!」 「いや~!やめてね~!」 なるほど、そういうことか。 れいむはやっぱり虐められていたんだ。 オレが見つけた時の傷は家族によるもの。 そして捨てたれいむがオレと食べ物の話をしながら来たのを見つけて一芝居打った・・・と。 さらになんて言った? もう一回やってみる? オレがそう考えているとまたれいむの声が聞こえた。 「もういや~!おうちかえる~!おにいさん~!たすけて~!」 れいむが帰りたがっている。 れいむが助けを呼んでいる。 だれに? オレにだ! もう我慢する理由は無かった。 オレは叫びながられいむのもとへ走った。 「「「「ゆゆ!?」」」」 オレが来るとは思わなかったのだろう。 家族が驚き、こっちを向いた。 しかしそんなのは関係ない。 今のオレがするべきことはれいむを救出することだから。 「れいむ!もう大丈夫だぞ。」 「ゆ~・・・おにいさん、よかった。」 傷は前よりひどくない。 オレはカバンかられいむ用の箱を取り出し、それにれいむを入れる。 「少し待ってろよ。すぐに帰るから眠ってろよ。」 「ゆ・・・おにいさん、おやすみ。」 とりあえずれいむの入った箱とカバンを木にかけておく。 そして家族の方へと向きなおした。 突然のことに驚いていたが状況を理解できてきたらしく強気で何か言いだした。 「なにするんだぜ!まりさのこどもをかえすんだぜ!」 「せっかくしまいがなかよくあそんでいたのにじゃましないでね!」 返せ?仲良く遊んでた? 「お前ら、守るんじゃなかったのか?なんでれいむが悲鳴挙げなきゃいけなくなったんだよ!?」 「ひっ・・・ひめいなんかじゃないよ!あれはよろこんでたんだよ!」 「そうだよ!れいむはかわってるからうれしいとああいうんだよ!」 みんな冷や汗を流しながら答える。 さっきとは打って変わって下手な演技だった。 さっきは本当にいい家族だと思った。 だから返したのに、守れるって言うから返したのに。 「・・・よくもれいむを傷つけたな・・・お前らは、苦しんで死ねぇぇぇぇ!!」 オレは親まりさに飛び掛かった。 「れいむの傷は全部打撲だったな、お前も味わってみろ!」 親まりさを殴る。 顔面を、頭を、あんよを、背中を、頬を、全身を思うがまま殴り続ける。 「ゆべ!いぢゃ!やべで!びゃ!・・・!・・・!・・!・・!・!・!」 途中から声も出せなくなるがオレは殴るのを止めない。 「ヒュー・・・ヒュー・・・」 しばらくして親まりさは歯が全部折れ、微かに呼吸音が聞こえる程度のボロボロな姿をしていた。 さらに親まりさを持ち上げ、近くにあった木に押し付ける。 「!!」 声は出ないが反応があるのでまだ生きているようだ。 それからその押しつけたまま上下に動かし擦る。 まりさは悲鳴を挙げることもできずただ擦れ続ける。 固く凹凸のある樹皮に擦られ続けやがて皮が破れ餡子が飛び散った。 子ゆっくりは白目をむいて気絶している。 オレは震えて動けなくなっている親れいむのもとへと向かった。 「ゆゆゆゆゆ・・・ど、どぼじでごんだごどずr」 「お前らがれいむを傷つけたからに決まっているだろ!!」 「ゆびぃ!」 テンプレの回答が来るだろうことは分かっていたので全て言い終わる前に言ってやる。 そして親れいむを地面に押さえつけ、髪を毟った。 「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!やめでぇぇぇぇ!!でいぶのぎれいだおぐじがぁぁぁぁぁぁぁ!!だいじだおリボンがぁぁぁぁぁ!!」 毟る、毟る、悲鳴なんか関係ない。 しばらくして多少髪は残っているがほとんど全部抜けた。 「そうだな、何もなくなって寂しいだろ?頭に新しい飾りを付けてやろう。とってもかわいいぞ?」 「ゆゆ?がわいいの?ならざっざどづげでじんでね!」 口の減らない奴だ。まあいい約束通りとってもかわいいものを付けてやる。 「ただし、念のために・・・」 オレはれいむの頭を掴んで持ち上げる。 「ゆ?おじょらをとんでるみだーい♪」 こんな状況でもそれ言うんだな。 オレは呆れながらライターを取り出し下から近づけ火をつける。 「!!?びゃぁぁぁぁぁぁぁ!あじゅいぃぃぃ!でいぶのあんよがぁぁぁぁぁぁ!」 いきなりの高温に驚いたのも束の間、底面部を満遍なく焼かれていく。 これで気絶したしもう動くことはできない。オレは親れいむを地面に落して子ゆっくり達を捕まえてくる。 これだけ親が騒いでも起きないとはなかなかゆっくりしている、といっても気絶しているだけなのだが。 オレはソーイングセットを取り出すと子れいむのあんよに針を刺し糸を通した。 「・・・!?いだいぃぃぃぃぃ!!」 さすがに起きた。 しかしオレは気にせず仕事を続ける。 次は子まりさだ。 「ゆぎ!びゃぁぁぁぁぁぁ!なにぃごれいじゃいよぉぉぉぉ!!」 こっちも起きたが気にせず仕事を続ける。 さて、終わった。 オレはカバンの方へ行きカバンからコンパクトミラーを取り出す。 それから親れいむのところまで戻り親れいむを起こす。 「おい、起きろ!飾り付け終わったぞ!」 「ゆ、ゆゆーん?・・・ゆっくりおきたよ・・・」 「ほら見てみろ、かわいい飾りがとっても似合ってるぞ?」 オレはれいむに鏡を近づける。 「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!どぼじででいぶのあだまにおちびぢゃんだぢがぐっづいでるのぉぉぉぉぉ!!?」 「おかーさん!いだいよぉぉぉ!これじゃゆっくりできないよぉぉぉ!」 「みゃみゃー!あんよがうごきゃないよぉぉぉ!もっとゆっきゅりしちゃいよぉぉぉ!」 親れいむの頭頂部の両脇に子ゆっくりが縫い付けられていた。 「どうだ?言ったとおりかわいいだろ?良く似合ってるぞ、そのお団子。いや饅頭だったか?」 「なんでごn」 「うるさいくなる前にとんでけぇぇぇぇぇぇ!」 テンプレが帰ってくる前に親ゆっくり達を遠くに向かって全力で放り投げる。 飛んでいくその一瞬に悲鳴とともに、 「おしょらをとんでゆみたーい」 と聞こえたがまあ放っておこう。 もうこれでいいだろう。 早く帰ってれいむを手当してやろう。 オレはカバンと箱を手に取ると急いで山を下った。 傷はやはり浅く、ご飯を食べて終わるともう治っていた。 れいむは山に行ったことも家族のことも覚えていなかった。 オレとしてもれいむにしても都合がよかったのでそのままにした。 それから数日が経った。 「れいむ、今日でお前が来てから一か月だぞ。」 「ゆ~♪」 「ほら、お祝いのりんごの皮だ。好きだろ?」 「ゆゆ!?これすき~!」 「そうだろそうだろ。お前はそれなら喜んでくれると思ったんだよ。いいから食え食え。」 「む~しゃ、む~しゃ、!・・・・・ヘブンじょうたい!!」 「ははは。よかったな。」 これからもこうやって幸せに暮らしていこうと強く思った。 ******************************************************************************** まずは読んでいただいき本当にありがとうございました。 今回2作目となりました。 まだまだ至らない点がありもうしわけありません。 元祖ゆっくりの設定はそれなりと思っていますが、肝心の本文が全然でした・・・ 読みにくく長いものになったことをお詫びいたします。 それから前回の時感想ありがとうございました。 さて、今回は避難所で質問してて思ったことを書きました。 僕が初めてゆっくりを知った時は今の様に流暢に話していなかったんです。 1年位前でしょうかね・ それで今思うとその時のゆっくりの方が好きかもと思って書いた次第です。 もちろんいまのゆっくりも好きですけど。 長くなりましたが今回は読んでいただき本当にありがとうございました。 著者 ライトM制裁派お兄さん
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嘘つきゆっくり 13KB ※独自解釈全開です。 ※ぺにまむ表現があります。 ※虐待成分かなり薄目。 ※初ゆ虐です。お目汚し失礼。 おいおい、もう終わりか? あんよも焼いていないし、餡子だって漏れていないじゃないか。 むしろ、これからが本番だぞ? 人が丹精込めて育てた野菜を食い散らかして、この程度で済む訳無いだろうに。 ……なに? 『お野菜は勝手に生えてくるでしょう』? 馬鹿かお前? だったらどうして山や野原に生えないと思ってるんだ。 ……『人間さんがお野菜が勝手に生えるゆっくりプレイスを独り占めしてるから』? ……なあ、れいむ。 その大嘘、誰から聞いたんだ? ……『嘘じゃない、お母さんがそう言っていた』? ああ、解った。 お前のお母さんも騙されていたんだよ。 ……そうだな、ちょっとだけ教えてやろう。 『嘘つきゆっくり』 昔々、お前のお母さんのお母さんの、そのまたお母さんが生まれるよりもずっと前の事だ。 その頃はまだ人間とゆっくりは仲が良かったんだ。 ゆっくりは人間をゆっくりさせてあげる事でお野菜やあまあまを貰い、 人間はゆっくりに食べ物をあげる代わりにゆっくりさせて貰う。 そうやってお互い仲良くやっていたんだ。 だけどある時、一匹のゆっくりがこんなことを言い始めた。 『人間はお野菜やあまあまが勝手に生えるゆっくりプレイスを独り占めしている』 最初の内は誰も相手にしなかったよ。 みんな知っていたんだろうな。 お野菜は人間が育てている物で、人間がそれを材料にして作ったのがあまあまだって事をさ。 そしてそれが人間がゆっくりするために必要な物だって事もな。 ところがそのゆっくりは同じ事を毎日繰り返し主張した。 やがてそのゆっくりの言う事を信じるゆっくりも現れた。 そうしてゆっくり達は人間の畑を襲い出したんだ。 びっくりしたのは人間の方だ。 今まで友達だと思ってたゆっくりが、いきなり訳の解らない事言いながら畑に押し寄せてくるんだからな。 でもその時はまだ人間も許してくれたのさ。 軽いお仕置きが精々で、大体は叱って終わり。 それが悪かったんだろうな。 そこで潰しておけばその後の悲劇も防げただろうに。 お仕置きされたゆっくり達は群れに逃げ込むなりこう言い出したんだ。 『自分達が見つけたゆっくりプレイスを、人間に横取りされた』、 『自分たちは何もしていなかったのに、いきなり人間に虐められた』ってな。 何匹か死んでいたのも話に真実味を付けてしまったから、その話を信じたゆっくりは多かったらしい。 実際は叱られて悪事を自覚したゆっくりが謝ろうとした際に、『裏切り者は死ね!』って自分達で殺したようだがな。 その話を信じた群れのゆっくり達は激怒したのさ。 『ゆっくりできない人間を懲らしめる!』って周囲の群れを全部集めて、人間に復讐しようとしたんだ。 もちろんそんな大嘘に騙されなかった賢いゆっくりも居たよ。 でも、復讐に燃える群れを止められる程居た訳じゃ無かったし、 何より止めようとしたゆっくりは、軒並み人間のスパイだと断じられて処刑された。 結局賢いゆっくり達は群れを離れ、人間も立ち入らない山奥へ逃げていったそうだ。 そして残ったゆっくり達は一斉に人間を襲い始めたんだ。 今度は人間も黙ってられなかった。 畑荒らしどころか、人間も無差別に襲って来たんだからな。 ゆっくりの攻撃なんて人間にとって大した事じゃないが、行く先々で襲われたんじゃ仕事になりゃしない。 仕事ができなければ人間はお金が貰えない。 お金が無ければ人間はゆっくりできない。 仕方なく人間は襲ってくるゆっくり達を捕まえて事情を聞く事にした。 まだ仲直りできると思ってたんだろうな。 結論から言えば仲直りはできなかった。 むしろ悪化しちまった。 捕まえたゆっくりは同じ事を言い続けた。 「ゆっくりプレイスを独り占めする悪い人間さんは死ね!」ってな。 そりゃそうだ。 ゆっくりは人間がゆっくりプレイスを独り占めするためにゆっくりを殺した、と思い込んでいたんだから。 だが、それを聞いた人間は激怒した。 人間はゆっくりが畑荒らしを自己正当化するために嘘をついている、と思ってしまったんだ。 そうして人間は、自分勝手なゆっくりが大嫌いになって。 ゆっくりは人間をゆっくりさせなくなった。 もうお前にも解っただろう? 人間はゆっくりよりも強い。 だから人間に歯向かったゆっくりは大概死ぬ。 最初の内こそ「歯向かって来たゆっくりだけを殺す」って思っていた人間も、 余りにもゆっくりが悪さを繰り返すもんだから、片っ端から潰すようになった。 やがて人間の中からゆっくりを虐める事を楽しむ奴が現れた。 いわゆる虐待鬼意山、という奴だな。 ……俺は違うぞ? 俺はただ、悪いゆっくりが大嫌いなだけだ。 仲違いしてからもう何千、何万のゆっくりが死んだか知らないが、 たった一匹のゆっくりが吐いた大嘘が、今でも沢山のゆっくりを騙して、そして死なせている。 お前も、お前のお母さんも、そのゆっくりの被害者なんだよ。 そして多分、人間も、な。 ……どうした?なんで泣いている? ……『嘘つきゆっくりはゆっくり死ね』? まあそう言うな。 そのゆっくりはとっくに死んでるよ。 ……『どんなゆっくりだったの?』って言われてもな…… 解らないんだ。 れいむだったかも知れないし、まりさかも知れない。 もしかしたらありすかも知れないな。 人間を襲ったゆっくりの中に居る事は確かなんだが、どのゆっくりだったかは伝わっていない。 おそらく山に逃げた賢いゆっくり達は知ってるかもしれないが、 奴らは人間はおろかゆっくりの前にも姿を見せないからな。 おまけにこの事を覚えてる人間もいなくなってきたから、余計に解らなくなっちまった。 ……『どうして人間さんは覚えていないの?』だって? さっきも言ったが人間がゆっくりを大嫌いになったからさ。 嫌いな奴の事なんて覚えていたくないだろう?そう言う事だ。 オレンジジュースが効いて来たみたいだな、もう大丈夫だ。 ……ああ、ちょっとまて。 これ、お前が駄目にした野菜だ。 こうなったら人間にとって価値はないから、お前にやる。 ……大丈夫じゃねえよ。お陰で俺がゆっくりできなくなっちまった。また一から作り直しだ。 ……謝るなよ。 それよりさっきの話、ちゃんと群れのゆっくり達に教えてやれよ? 人間にもまだゆっくりと仲良くしたい奴が居るからな。 ひょっとしたら仲直りできるかもしれないぞ。 そのためにはさっきの大嘘に騙されたゆっくり達の目を覚ましてやらないと駄目だ。 ……ああ、頼むぞ。お兄さんとの約束だ。 だからその土下座を止めろ。っていうか頭だけでよくそんな器用な真似できるな…… ほら、もう行け。暗くなるとれみりゃが出るからな。 ……おう、『ゆっくりしていってね!』もう来るなよ! ……ふう。 口から出任せとはいえ、よくもあんな法螺話がスラスラ出て来たもんだ。 まあこれで奴らが畑に来なくなれば良し。 来るようならまた同じ話をしてやりゃ、いつかは来なくなるかもな。 畑の被害も胡瓜数本で済んだから殺す程じゃなかったし、 あいつ物わかり良さそうだったから、案外うまく行くかも知れん。 ……さて、まずは畑の周りにゆっくり避けの罠を置くか。 三軒隣の御仁井さんに頼むとして、予算は…… ゆっくりれいむは必死に森の中を跳ねていた。 口に銜えた胡瓜の束を落とさないように注意しながら、今の彼女が出せる最大限の速さで群れに急ぐ。 それ程に先刻の話は衝撃的過ぎた。 人間さんがゆっくりを虐める理由が、まさか昔のゆっくり一人の大嘘のせいだったとは! (はやくみんなにおしえてあげないと!みんなでゆっくりできるかもしれないよ!) あの人間さんは『人間にもゆっくりと仲良くしたい人がいる』と言っていた。 それに悪いゆっくりが大嫌い、と言っていたにも拘らず、畑を荒らしてゆっくりさせなかったれいむを許してくれた。 それもこんなお土産付きで! ならば、あのお話のように人間さんをゆっくりさせてあげれば、またお野菜が貰えるようになるだろう。 その為にも、一刻も早くこのお話を群れの皆に伝えねば! (まっててねみんな!ゆっくりしないですぐかえるよ!) 使命感に燃え、れいむは森を走破していった。 「むきゅ!れいむはそのにんげんさんにだまされたのよ!」 「どぼじでぞんなごどいうのおおおおおお!!!!!」 山の裾野に広がる森の中心、ぽっかり開いた場所にある小高い丘。 れいむが属する群れが注目する中、長であるぱちゅりーはれいむの話を聞くなり嘘と断定した。 「おにーさんがおしえてくれたんだよ!おやさいはかってにはえないんだよ! にんげんさんがゆっくりするためにおさやいがひつようなんだよ! にんげんさんがれいむたちをゆっくりさせてくれないのは、おおむかしのうそつきゆっくりのせいなんだよ! だからゆっくりはんせいしてもういちどにんげんさんをゆっくりさせてあげれば、おやさいもわけてもらえるんだよ!」 必死に訴えるれいむに冷ややかな一瞥をくれ、ぱちゅりーは言い聞かせるように語り始めた。 「むきゅ!そんなおはなし、ぱちぇはいちどもきいたことないわ。 ぱちぇはぱちぇのおかあさんのおかあさんのころからのことなら、なんでもしってるわ。 そのぱちぇがしらないのよ。 だからそのおはなしはまっかなうそなのよ!」 実際に嘘なのだが、その判断基準が自分の知識に無いから、という時点でこのぱちゅりーの程度が知れる。 元々ぱちゅりーの祖母がここに群れを構えた理由は、食料が豊富な場所だった為である。 だから今まで餌が尽きる事は無かった。ぱちゅりーの代になるまで、群れは平穏無事に過ごせていた。 それはぱちゅりーの祖母、先々代の長の非凡な才能の証だったのだが、それが災いした。 今代の長であるこのぱちゅりーは、ぱちゅりー種としては驚くほど無能だった。 先代の長の一粒種だった為、母と群れの皆からかなり甘やかして育てられた結果である。 思慮に欠け、肝心な知識も穴だらけで、唯一保身の為の悪知恵だけはよく回る。 正直長としては全く役立たずなのだが、偉大な先々代の直系という七光りが分不相応な地位を授けてしまった。 この群れは以前ほどのモラルを持たない。 先代まで守られていたすっきりー制限も忘れ去られ、群れのゆっくり口は増える一方。 れいむが人里で畑荒らしをするはめになったのも、群れが付近の草や虫を捕り尽くしたからだ。 本来捕り尽くす前に止めるべき所を放置した結果である。 「それはおさのおかあさんのおかあさんのおかあさんがうまれるより、もっとまえのことだからだよ! それにおにーさんはおやさいくれたよ!にんげんさんもれいむたちとなかよくしたいっていってたよ!」 「そんなむかしのおはなしをにんげんさんがしってるはずないわ。 だいたいどんなゆっくりがうそをついたかすらわからないようじゃ、しょうめいできないじゃない」 まさに暖簾に腕押し、糠に釘。 甘やかされて育ったぱちゅりーは、呆れるほどにプライドが高い。 自分が知らない事は無い、と全然根拠の無い自信に溢れるぱちゅりーにとって、 己の知識に存在しない話なぞ決して受け入れる筈がない。 自分の非を認めないれいむに、ぱちゅりーは次第に苛つきを募らせていった。 れいむにとって、自分をゆっくりできなくさせた悪いれいむを許してくれた人間さんが絶対である。 最初こそ酷く痛めつけられたものの、あのお話を聞いていかに自分がゆっくりできなかったかを知り、納得している と、言うよりあの程度で許してくれた時点で『とっても優しい人間さん』であると思っている。 なにより『悪いゆっくり』だったれいむに、自分のゆっくりを犠牲にしてまでお野菜を分けてくれた事が決定的だった。 そんな『おにーさん』を侮辱されて黙っていられる程、れいむは薄情ではない。 自分の話を聞き入れもせず否定するぱちゅりーの態度に、れいむの忍耐は徐々にすり切れていく。 そして、れいむは遂にその言葉を言ってしまった。 「どうしておにーさんのいうことしんじてくれないの!?」 「ほんとはものしりだなんて、うそなんでしょ!?」 「この、うそつき!」 「ゆ゛ぎゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!い゛だい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!」 『おにーさん』の制裁はとても痛かった。 でも、今の痛みに比べればどれ程優しかったのか。 動けないようにあんよを食いちぎられ、自慢の素敵なおりぼんをビリビリに破かれ、群れの皆にボコボコにされ、お目目を片方潰されて。 全身を鋭い枝で切り裂かれ、にんっしんっ出来ないよう抉られたまむまむで群れの皆に代わる代わるすっきりー!させられる。 じくじく痛む体にのしかかり、盛んにすーり!すーり!してくるまりさと、 激痛しか伝えてこないまむまむにぺにぺにを突き立ててくるありす。 ふぁーすとちゅっちゅっすら未経験のれいむにとって、それは何よりもおぞましい行為だった。 だが幾ら泣き叫んでも、誰も止めようとはしない。 むしろ「んほおおおおおおお!つんでれなのねええええ!かわいいわあああああ!」だの 「ゆっへっへ!いやがっててもまりさのてくにめろめろなんだぜ!わかるんだぜ!」などと盛り上がる始末。 そして身動きの取れないれいむの目の前で、『おにーさん』から貰った胡瓜が全て食い散らかされていた。 「うそつきのれいむにはもったいないからたべてあげるね!」 「うめ!めっちゃうめこれ!」 「や゛べて゛え゛え゛え゛え゛え゛!ぞれ゛ばお゛に゛い゛ざ゛ん゛がでい゛ぶに゛ぐれ゛だの゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!」 痛みからなのか、それとも『おにーさん』の信頼を裏切ってしまった事が悔しいのか。 潰された左目から餡子の涙を、霞む右目から滝のような涙を流すれいむを、尊大にふんぞり返ったぱちゅりーが睨みつける。 「むきゅ!ぱちぇにうそをついたげすはゆっくりしね!」 その台詞に周囲のゆっくり達が次々と追従する。 「げすのくせにおさをだまそうとするからこうなるんだぜ!」 「おやさいがにんげんさんのものだなんて、とんだうそつきのいなかものだわ!」 「ゆっくりできないれいむはくるしんでしぬといいんだねー!わかるよー!」 「ちーんぽ!」 「おきゃーしゃん、りぇいみゅおにぇーちゃんはどうしちぇいじみぇらりぇてりゅの?」 「あのれいむはうそつきだからだよ!おちびちゃんはあんなげすになっちゃだめだよ!」 「「「「「「ゆっきゅりわきゃったよ!!!」」」」」」 そんな群れの様子ををぼやけた視界で捉えながら、れいむは思う。 れいむを取り囲む群れの皆が、全然ゆっくりしていない。 人里へ向かうれいむを心配そうに見送ってくれた幼馴染みのまりさが、 色鮮やかなれいむのおりぼんを「とってもとかいはね!」と褒めてくれたありすが、 れいむに上手な狩りの方法を教えてくれた心優しいちぇんが、 かつて凶暴な蛇かられいむを助けてくれた勇敢なみょんが、 いつもれいむのお歌でゆっくりしてくれた赤ちゃん達とその親達が、 全てのゆっくりが醜く歪んだ表情を浮かべ、れいむが苦痛にのたうち回る様を嘲笑う。 その口から出てくるのは聞くに堪えない罵詈雑言。 群れの幸せを願ったれいむを完全否定する、ゆっくりできない仲間達。 もしかしたら、あのお話に出て来たゆっくり達もこんな感じだったのではないか? (おにーさんのいったとおりだったよ。あのうそにだまされたゆっくりはゆっくりできないんだね。 ……ごめんね、おにーさん。れいむ、やくそく、やぶっちゃったよ。) 間断なく責め立てているはずの痛みさえ、今やれいむには知覚出来ない。 薄れ行く脳裏に浮かぶのは、悲しそうにれいむを見つめる『おにーさん』の姿。 その涙はれいむの現状を哀れんだものか、それとも約束を守れなかったれいむを恨んでのものだろうか。 (………………ご……めん……………な……………さ………い………………………おに………………さ……………………ん……………) 押し寄せる絶望と無念の中で、れいむの短いゆん生は幕を閉じた。 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る げすなぱちゅりーはさっさとしんでね!あの世でれいむに土下座して謝れ!! -- 2017-07-03 21 14 33 ゆっくりできないげすなパチュリーは、とっととしんでね!今すぐでいいよ! -- 2016-01-23 10 11 09 ニヤッ 計画通りッ! -- 2013-07-23 04 47 47 ↓これシリーズものだぞ? 「一言あき」で検索してみ? -- 2012-10-26 23 27 52 この後お兄さんは陸軍士官学校を卒業して5万人の戦争鬼意山に火炎放射器で消毒されましたとさ 続く? -- 2012-10-26 21 31 35 この話のれいむ&おにーさんいがいきちがいだな -- 2012-08-07 09 03 03 とくに妖夢とパチュリー頭おかしいなていうか霊夢以外狂ってる(この話だけでは・・・・・・ね -- 2012-07-08 14 33 37 お兄さん、死んだゆっくりの敵をとってね・・・俺から制裁しに行こうか -- 2012-06-20 22 52 30 餡子脳より、う○こ脳だな。 -- 2012-03-14 22 06 34 れいむううううううう -- 2012-02-20 11 11 31 このぱちぇはだめだ。 餡子が腐ってやがる -- 2012-02-19 19 38 08 パチュリーの居る群れの場所を燃やしていいですか -- 2012-01-14 21 44 42 みょんのセリフおかしいぞwwwww -- 2011-08-23 14 47 56 ぢぢぢぢぢぢん゛ん゛ん゛ん゛ぼぼぼぼぼぼぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛ぉ゛!!!! -- 2011-08-09 04 46 53 頼む、お兄さん、このゆっくりの無念を晴らしてくれ!! -- 2011-02-26 03 23 15 パチュリーは好きだけどこのぱちゅは死んでもいいと思う -- 2011-02-17 09 30 40 このパチェマジで潰したいな。 お兄さん上手い事話作るなー感心したw -- 2010-10-03 16 22 59 す、すっきりー!! 優良なまりさやれいむの虐待は本当にゆっくりできるね! -- 2010-09-07 06 25 52 潰してぇ… -- 2010-08-21 15 24 56 お兄さんによる制裁パートが読みたい。 森の賢者(笑)を破滅させて下さい。 -- 2010-06-21 12 35 33
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※いじめの対象はありすメイン他おまけ程度です ※肉体的虐待より精神的虐待を目指しました ※俺設定を含みます ※その他あれこれとあるかもしれません 幻想郷のとある人里、その近くにある里山にゆっくり達の声が響いた。 「ゆっ!にんげんさんがいるよ!」 「ゆぅ~。れいむのおかあさんはにんげんさんはゆっくりできないっていってたよ」 「むきゅ!れいむのいうとおりだわ。ぱちゅりーもおかあさんからそうきいたもの」 「れいむ、ぱちゅりー、おちついて!かんたんにとりみだすなんてとかいはじゃないわ!」 まりさが発見した人間にれいむとぱちゅりーが怯え、ありすがそれを宥めている。 四匹は成体に成り立てのまだ若いゆっくりだが、親の躾が良かったのか人間の恐ろしさを十分に理解していた。 普段は里山のこの辺りにゆっくりが出没することはない。人里に比較的近く、人間が山菜などの山の恵みを採りに来る ここはこの山の奥の方に住むゆっくり達にとってはゆっくり出来ない場所だからだ。 ゆっくりは成体になると育った巣と親元を離れて一人暮らしを始める巣立ちを行う。 この四匹は徐々に近づいてくる巣立ちの日に備えて、 仲良し四匹組で自分の巣を作る新天地の下見をしているうちに張り切って進みすぎていたのだった。 「ん?ここいらへんでゆっくりを見るなんて珍しいな」 人間の男の方もゆっくりに気付いたようだ。 「ゆ、ゆっくりしていってね!」 まりさが意を決して人間に声を掛ける。本当なら一目散に逃げ出したかった。 しかし、もしゆっくりより遥かに強いという人間が襲いかかってきたら、まず犠牲になるのは運動の苦手なぱちゅりーだろう。 友達を見捨てるようなことは出来ない。いや、仮に出来たとしても絶対にやっちゃいけない。 「ああ、ゆっくりしていってね」 返ってきたのは四匹にとっては予想外の返事だった。 緊張状態にあった四匹の体が男の一言で弛緩する。特に、いざという時は自分が男に立ち向かってその隙にみんなを逃がそうと、 内心で死をも覚悟していたまりさは安堵のため息を吐いた。 「ゆ、ゆふぅぅ~」 そんな風になにやら固まったり弛緩したりしている四匹を不思議そうに見ながら、男が質問する。 「お前達、何でこんなところにいるんだ?」 「れいむたちは、もうすぐすだちをするんだよ!」 「むきゅ!むれでしごとをするいちにんまえのゆっくりになるの!」 「だから、いちにんまえにふさわしい、とかいはなおうちをさがしてここまできたのよ!」 挨拶を返してくれたことで、この人間は言われていた程ゆっくりできない訳ではないらしいと判断した三匹が次々に質問に答える。 「へー、そりゃおめでとう。でもこの辺は人間のテリトリーだから巣を作るには危ないぞ。 それにここからだと群れが遠いから、仕事とやらもちゃんとできなくなっちゃうぞ」 男のその言葉に、まりさが慌てて反応する。 「ゆゆ!しごとができないのはだめだよ!いちにんまえになれなくなっちゃうよ! いちにんまえになれないとけっこんもすっきりーもできないよ! まりさは、けっこんしてあかちゃんをつくって、おかあさんみたいなりっぱなゆっくりになりたいよ!」 どうやらこの四匹がいる群れでは、成体となって巣立ちをし、群れのために仕事をすることでようやく一人前と認められるようだ。 そして、一人前としての義務を果たすことでようやく結婚や出産の権利が認められるらしい。 義務と権利の相関。ゆっくりの群れにしては随分立派なことだと思いながら更に男は尋ねた。 「仕事ってのはどんなことをするんだ?」 「まりさはかりをして、ゆっくりできるごはんさんをあつめるよ!」 「れいむはほぼさんになるよ!おかあさんのいないこどもたちのめんどうをみて、ゆっくりさせてあげるんだよ!」 「ぱちゅりーはじむのしごとをするの。ごはんのりょうやおうちやこづくりのもんだいをかいけつするのよ」 「ありすは、とかいはなこーでぃねーたーになるわ!おうちやひろばをかざって、とかいはなえんしゅつをするの!」 なるほど、男は納得して頷いた。どうやら四匹ともそれぞれの特長を生かした仕事に就くようだ。 食料集めは絶対必須の仕事だ。食べなければ何もできない。 保母さんも分かる。もろい生き物であるゆっくりの子育ての過程ではどうしても親を失った子が多く出るだろう。 その世話をして一匹でも多く一人前にすることは群れの繁栄に繋がる。 事務も群れのためになる仕事だろう。食料を集めたら集めただけ食べてしまって、ちょっとした怪我や雨ですぐ飢えるといった事態を避けるため備蓄の指示をだす。 また、家造りや子作りは特に越冬時に問題になりやすいため、事前に入念な準備と指導が必要だろう。 いや、しかし、コーディネーターというのは何だろうか?家や広場を飾ると言っていたがそんなことが必要なことなのだろうか? 生活に余裕を持てる強い生き物、例えば人間や妖怪が余暇を利用してそういった楽しみを追求するのは分かる。 しかし、ゆっくりは弱い生き物だ。そう、無い知恵を振り絞り、必死に頑張って働いても他の生物にあっさりとその命を踏みにじられるほどに弱い。 そんな生き物に必要なのはまずは生きるために働くことではないだろうか? 男はその疑問を四匹にぶつけてみた。 「まりさとれいむとぱちゅりーの仕事は分かった。でもありすのコーディネーターは本当に必要な仕事のか?」 「ゆ?」 「ゆぅ~?」 「むきゅきゅ?」 「どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!どっでも゛どがいはなじごどでしょおぉぉぉぉぉぉ!!!」 ありすを除く三匹の疑問の声とありすの絶叫が里山に木霊した。男はありすを無視して平然としたまま続ける。 「だって、そうじゃないか。なあ、まりさ。ありすは飾り付けをするよりご飯集めをした方が いっぱいご飯が集められて良いと思わないか?」 「ゆ?ゆぅ~、でも……」 「飾り付けは生きるために絶対必要って訳じゃないんだろ?なら、ありすには狩りに参加してもらって 美味しいものをいっぱい集めてもらう方が食べるものがたくさんになってゆっくりできるじゃないか?」 「ま、まりさにはわからないよ……」 「れいむはどうだ?ありすは飾り付けをするより、たくさんのこどもを育てて一人前にする方が群れに貢献できると思わないか?」 「ゆゆっ!」 「ぱちゅりーは?運動が苦手なぱちゅりーはありすが手伝ってくれれば、より効率的に働けるんじゃないか?」 「むきゅう……」 男が三人に声を掛けるのを聞きながら、ありすは焦っていた。まさか自分の仕事をこんなところで人間に完全否定されるなんて思ってもいなかった。 今の今まで都会派な自信に満ち溢れていた心が急速に萎えていく。もしも、群れで自分の仕事が認められなければ、仲良し組で自分だけ子供のままということになる。 嫌だ。絶対に嫌だ。 子供の頃からずっと一緒で仲良しだったみんなが一人前になるのを尻目に一人だけ子供のままでいる。 やがては結婚し、子供を作り、立派な親になるみんなに置いていかれて一人だけ結婚もすっきりもできないままでいる。 そんなの全然都会派じゃない。田舎者だ。とびきりの田舎者だ。 「ぞんなのい゛や゛だあ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!ゆ゛っぐり゛でぎな゛い゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!!」 「ありす、おちついてね!ゆっくりしてね!」 「むきゅ!とりみだしちゃだめよ、ありす!そんなのとかいはじゃないわ!」 「どがいはじゃないのはい゛や゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」 れいむとぱちゅりーが何とかありすを落ち着けようとしている。その様子を横目にまりさは男に食って掛かった。 「おにいさんやめてね!ありすをいじめないでね!」 「別に虐めてるつもりはないんだけどなあ。ただ本当のことを言っただけであって」 男には反省の色は全く無い。いや、男はそもそも間違ったことを言ったとも思っていない。 普段ゆっくりと触れ合う機会の殆どない男には、ありすの都会派へのこだわりとそれを自分が踏みにじったことなど分かるはずがなかった。 「なにがぼんどうのごどだあ!ゆ゛っぐり゛でぎないじじい゛はゆ゛っぐり゛ぜずにじねぇ!!」 先ほどの男の言葉を聞き咎めたありすがとうとう暴発した。 れいむ、ぱちゅりー、まりさを置き去りにして男の足に向かって体当たりを繰り返す。 「おいおい、なんて事するんだ。せっかく群れのためになるよう忠告してやったのに。まったくありすは悪いゆっくりだな」 男のその言葉に、まりさは自身のあんこが急激に冷えていくのを感じた。代わりに忘れていた人間への恐れが急激に浮上してくる。 ありすの気持ちは分かるが人間を怒らせるのだけはまずい。 ふと横を見る。するとれいむとぱちゅりーは既に恐怖にぶるぶると震えていた。とても動けそうな状態ではない。 自分がやらなければならない。ありすを落ち着かせ、人間さんに謝って、みんなを連れて一刻も早くここを立ち去らなければならない。 「お、おにいさん!ゆっくりごめんなさい!ありすもわるぎがあるわけじゃないんです!」 「ジジイ呼ばわりした挙げ句に体当たりまでしといて悪気はないって言われてもなあ」 「ゆ、ゆぅ……。ありす、そんなことしちゃだめだよ!ゆっくりできなくなるよ!」 男とまりさの会話の間も体当たりを続けていたありすをまりさが制止する。 「ゆっくりまっててね、まりさ!もうちょっとでこのじじいをたおせるわ!」 しかし、ありすは従わなかった。いや、むしろ攻撃が効いていると確信して勢いを強めている。 あまりの怒りに人間への恐怖も親の教えもあんこの遙か彼方へ飛んで行ってしまったようだ。 「にんげんざんをだおぜるわけないでしょおおおお!!おねがいだがらやべてよおおお!!」 「う~ん、もういいや。最初は礼儀正しいゆっくり達かと思ったけどやっぱり害獣なんだな。 放っとくと里に迷惑を掛けるかもしれないしお仕置きしとくか!」 男の口から死刑宣告にも等しい言葉が発せられた。 恐怖のあまり硬直していたれいむとぱちゅりーがその言葉に弾かれたように動き出した。二匹揃ってゆっくり式の土下座を繰り返す。 「おねがいだがらびゅるじでぐだざいぃぃぃ!あやばりばずがらあ゛ぁ゛ぁ゛!」 「むきゅう!むきゅきゅう、むきゅう!」 懸命に命乞いをする二匹、ぱちゅりーに至っては余りの必死さに言語を失っている程だ。 しかし男はそんなゆっくり達の懇願を全く意に介さない。 「い~や、ダメだ。お前達はクズだ。害獣だ。一匹残らずお仕置きする」 そう言うと、男はゆっくりからすると信じがたい程の速さでいまだに体当たりを続けるありすとそれを止めようとするまりさから それぞれカチューシャと帽子を奪い、それでも土下座を繰り返すれいむとぱちゅりーからも飾りを取り上げた。 そのままの勢いで宣言する。 「お前達はまだ悪いことをしたわけじゃないから命だけは助けてやる。だが、ゆっくりにとって一番大事だという飾りは破壊させてもらう」 そして間髪入れずに全ての飾りを力尽くで引きちぎり、たたき割った。 「「「「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」」」」 四匹の悲鳴が里山に響き渡る。飾りのないゆっくりは仲間はおろか親姉妹からさえ排斥される。 これでもう四匹がゆっきりできる可能性は一切無くなったと言っても過言ではない。 「じゃあな!ゆっくりども!これに懲りたら少しは良いゆっくりになれよ!」 そして男は、悲鳴を上げた体勢のまま茫然自失の四匹を置いて意気揚々と里山を下っていった。 その顔には自分が悪いことをしたという罪悪感など微塵も感じられない。 逆に、里を害獣から守ったという達成感とその害獣にさえ更生の道を与えてやったという満足感に輝いていた。 おまけ どうしてこんなことになったんだろう。 男が去ってから数十分、ようやく思考を取り戻したまりさは自問自答した 大切な大切なお帽子さんを失ってしまった。 もうすぐ一人前になれるはずだったのに。お母さんや妹たちから祝福されて巣立ち、立派に仕事をこなし、 そしてやがてはれいむにプロポーズするはずだったのに。 全ては失われてしまった。 お母さんも妹たちも群れでの立場もれいむとの幸福な生活も生まれてくるはずだった子供達も、全て。 ほんのついさっきまで輝くような未来があったはずなのに。 今や残された未来は、飾りのない、ゆっくりできない日陰者ゆっくりとしてのくすんだ未来だけ。 どうしてこんなことになったんだろう。 「……ありすのせいだよ」 まりさと同じように沈痛な面持ちで何事かを考え込んでいたれいむがぽつりと言った。 そうか、ありすのせいだったのか。 「ありすがおかあさんたちのことばをわすれて、にんげんさんにさからったからこうなったんだよ……」 風の音に紛れてしまいそうなくらい小さな声だったその言葉は、しかし、今の四匹にはどんな音よりも大きく聞こえた。 そうだ、自分は必死で止めようとしたのにありすは……。 「むきゅ。それにありすはむれのためにならないしごとをしようとしてたわ。さいしょからゆっくりできないゆっくりだったのよ」 ぱちゅりーが更に付け加えた。 そうだよ、今考えればお兄さんが言ってたことが正しいじゃないか。 「ま、まって!ありすはそんなつもりじゃ「ばりずのぜいだよおおおおおおおおおおお!!!」 反論しようとしたありすの言葉を遮ってれいむが叫んだ。あんこの奥底から絞り出したような怨嗟に満ちた叫びだった。 「むきゅう。ありすにはしつぼうしたわ」 ぱちゅりーもありすを見限ろうとしている。 ありすは二匹の責めに耐えられなくなりまりさを見た。大好きなまりさ。とっても都会派で、格好良くて可愛いまりさ。 一人前になって、自分に自信が持てたその時には、ずっといっしょにゆっくりしようとプロポーズするつもりだったまりさ。 まりさならきっとありすを助けてくれる。 「……ま、まりさ」 まりさは何も言わなかった。ただその目だけが、怒り・憎しみ・絶望といった様々な負の感情が混じり合い爛々と輝いている。 まりさは何も言わなかった。何も言わないまま、ありすに渾身の体当たりを仕掛けた。 「ゆげぇっ!」 ありすは予想外の展開にまともな抵抗も出来ずにふっとんだ。全身に痛みが走る。 そして制裁はそれで終わらなかった。まりさと、感情を爆発させたれいむがありすに突っ込んでいく。 「……」 「ゆっくりしね!ゆっくりしね!」 「ごみくずありすはしにさない!しんでぱちゅりーたちにおわびしなさい」 無言で襲いかかるまりさの攻撃と怨嗟の言葉と共に襲いかかるれいむの攻撃。ぱちゅりーの罵声。 ありすは身も心も既に虫の息だ 「も、もっとゆっく――ゆべぇっ」 とうとうありすはお決まりのセリフすら言えずに息絶えた。 三匹はそれでも決して攻撃を止めようとしない。 攻撃を止めれば現実と向き合わなければならなくなる。これから死ぬまで全くゆっくり出来ないであろうという現実と。 それが何より恐ろしかった。先にあっさりと死んだありすはまだ幸せなのかもしれない。 これから先、この三匹に決して幸福は訪れない。 このSSに感想をつける
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「ふたば系ゆっくりいじめ 1118 ゆっくりのおもちゃ/コメントログ」 原作とのリンクがあると楽しいな。こういうのも良い。 -- 2010-08-06 21 26 34 空をとぶれいむを想像したら笑ってしまった。 -- 2010-12-21 19 32 38 ゆっくりれいむに わたしははくれいのみこよ! とか言われたら「思い上がるな死ね!」としか返せない。で、潰す。 -- 2011-03-07 22 22 09 ↓原始ゆっくりだと「おおいたいたい」程度で潰れないんじゃないか。ぺしゃんこになっても すぐ元にもどるはず。下手するとそういう刺激で分裂して増えるかもw -- 2012-09-14 22 47 30 ゲス -- 2015-01-05 23 20 37 まりさ -- 2015-01-05 23 20 56
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ゆっくり人面瘡1/2 諸注意 ※初投稿 ※幻想郷在住のおにいさんが主人公です。 ※原作キャラが登場しています。 ※モブにオリキャラが登場します。 ※おにいさんと原作キャラが微妙に絡みます。 ※虐待成分を含んでいますが、話の長さに比べて少ないです。 ※パロディネタを多大に含んでいます。 ※この話は他の作者さん達の作品の影響も多大に受けています。 ※1と2?に分かれています。 ■■■序章■■■ 幻想郷のとある山間に、狩猟採集を生業としたおにいさんがいました。 危険な妖怪も出没する山間での危険な仕事ですが、能力を持たない人間達に山の恵みを提供するための大切な仕事です。 山菜やきのこなどの食材や鹿や猪などの獣、時に檜皮などの木材も調達するおにいさんは、山のなんでも屋であり、 その仕事に誇りを持って仕事をしていました。 季節は年の瀬。 既に山の中腹まで雪が積もっており、年が明ける頃には里にも雪が積もりそうです。 その日は木々が茂った森の中で、おにいさんは珍しいキノコを探していました。 仕事柄、時に依頼があれば特定の材料を仕入れに行くことがあります。 この冬の寒い霜のある土の中に生える特殊なキノコだとのこと。 依頼主からそのキノコの詳しい生態を聞いていたので、アタリをつけて目指します。 自他共に認める山のなんでも屋ですから、地質状態の把握もなんのそのです。 目指すキノコは三番目のアタリをつけた場所に生えていました。 あとは採集すればこの日の仕事は終わりなのですが、ここに先客がいました。 「ゆゆっ!ここはまりさたちのゆっくりプレイスだよっ。ゆっくりできないにんげんはかえれだぜ!」 そうです。ゆっくりです。 サッカーボール大の成体ゆっくりまりさの群です。 この不思議な生物は冬眠すると考えられていますが、冬でも暖かい時間帯には起きだします。 ちょうど草木の間に暖かい日差しが差し込んでおり、ひなたぼっこをしていたのでしょう。 5匹の小さな群れが、目的のキノコの前に陣取っていました。 確かに枯れ草がまるで布団のように暖かい空気を蓄え、ゆっくりした場所です。 目的のキノコを目の前で捕食されてはかないません。迅速かつ丁寧に採集する必要があります。 もちろん野生のゆっくりの捕獲を依頼されれば捕獲しますが、現在その様な依頼をおにいさんは受けていません。 力の差を教えてやりたいのもやまやまですが、相手の近くに依頼物がある以上下手につぶせません。 「やぁ、ゆっくりたち。ゆっくりしていってね!」 まず愛想良く挨拶します。 「っ! ゆっくりしていってね!!」 この生物の条件反射を利用し間を取り、懐から携帯していたチョコレートをとり出します。 「おかしをあげるよ。あまいぞー。ゆっくり食べてね!」 「「ほほおおおおっおっ」」 銀紙を剥がして数かけら足下に置くと、咆哮な甘い匂いにつられて我先にと飛びついてきました。 「「むーしゃむーしゃ♪しあわせー♪」」 と感涙しているゆっくりたちを尻目におにいさんは目的のキノコを採集します。 木の幹の根元に舞茸の如く大きな房をつくっていました。 うれしいことにまだ捕食されていない様です。 依頼者からは、完全な状態で採取してほしいいんだぜ。とも念を押されていたので、 そのまま引っこ抜かずに木の皮ごと削り出す事にしました。ナタを使って削りだしていきます。 しかしなかなかきつい体勢です。 一旦立ち上がって、たすきをかけ。ひと呼吸付きます。 そのとき 「おにいさん!もっとゆっくりおかしをちょうだいね。 ゆゆっ! まりさたちの“たからもの”になにしてるんだぜっ!!」 「“たからもの”だと?このキノコがおまえらのたからもの?」 だから補食されていないのか。 「たからものにさわらないでねっ!」 「まりさのたからものになにするのぉ!?」 「すまんがこの“たからもの”とやらは俺が頂いていく。チョコをあげたんだ。ゆっくり理解してね」 「ゆっくりわからないよおぉぉぉ!」 一部のゆっくりはガラクタなどの一部のモノに対して“たからもの宣言”をし、異常な執着を示します。 このまりさの群は、集団でこのキノコを“たからもの”にしていたようです。 まさしくその“たからもの”を奪おうとしているおにいさんに歯を剥き出しにして体当たりを仕掛けてきます。 「ゆっくりできないにんげんはしんでねぇえっじぃぶっっ!」 しかし野生といえどゆっくりが人間にかなうはずありません。 おにいさんは片足で蹴り飛ばします。 もちろん今は依頼品がおにいさんの背中です。餡子や土で汚さないように慎重に。 商売道具のナタでつまらんモノを切りたくなかったのでここでは使いません。 「たからものにさわるなぁああっえぐぜっっぶっ!」 二匹を軽く潰しても、残り3匹が一斉に飛びかかってきました。 「「たからものぉぉおおうああああっっ!!!」」 三匹連続攻撃への対処も抜かりありません。 「ゆぼぉおっ?」 一匹目を踏みつけます。踏み台にはせずゆっくりと押しつぶします。 「あびゅばっ!」「うごぇすっ?」 二匹目は右手の手刀で地面に叩き付けつぶし、三匹目は左手でその口の中に正拳をぶち込んでやります。 そいつはラスト一匹です。派手にキメたいですね。 ゆっくりの体内で手の平を開き、勢いにまかせ背中の皮をぶち抜きます。 「ヒイィイイトゥォエンドォッ!」 虐待を好むおにいさんではありませんが、やる時はやる、キメる時はキメる性格の様です。 その時、 砂糖菓子でできているまりさの歯が、おにいさんの腕に傷をつけました。 シャイニンgではなくて、パンチの威力が加わったおかげで一矢報いたのでした。 しかし傷はたいしたことはありません。かすり傷です。 おにいさんはその時点で、とくに気に留めませんでした。 この傷が物語の始まりなのですが、ともあれ、 大した損傷もなく無事に目的の依頼品を手に入れるとおにいさんは帰路につきました。 ■■■発症■■■ 翌日 おにいさんは左腕に違和感を感じて目覚めました。 しつこいかゆみがするのです。 袖をめくると昨日ゆっくりを退治した時に付いた傷のあたりがかぶれています。 「漆にあたった覚えはないし。どうしたものか?」 はてな?と思いながらも、馬油を塗って包帯を巻き、その日も毎日と同じように、山に仕事に向い、 一日が過ぎ、その日の終わりにはその傷のこともすっかり忘れていました。 さらに翌日 うーうーうーと、うなるような音でおにいさんは目が覚めます。 左腕に何かが動く感覚があります。 しかも自分の腕からその音が聞こえてくるではありませんか! 布団から跳ね起きて袖をまくります。 包帯のしたでうねうねと何かがうごいています。 そのうごきに合わせて「うあーー」「ゆーー」とくぐもった声を出しているのです。 おにいさんは恐る恐る包帯を外します。 腕になにかがついています。 「ぷはー♪」 呼吸しています。 「ゆー♪」 しゃべりました。 わけのわからないもの。 おにいさんはおどろきのあまり声が出ませんでした。 なにをしていいのかわかりませんでした。 そこには前日まではただのかぶれだったものが、あの憎たらしいゆっくりの顔になっていたのです。 大きさは、小ぶりのあんまんを潰した位でしょうか。 目玉があり、口もあり、金髪の髪、とんがり帽子の様なものまでくっついています。顔だけですがどうみてもまりさ種です。ほんとうにあry 初めてルナティックをプレイした初心者の様に惚けていると、そのゆっくりの目が動きおにいさんと目が合います。 「ゆっくちしちぇってね♪」 「っっっっっっっっっっっっっ!!?」 緊張の糸が切れ、訳がわからなくブンブンと腕を降りながらただ声にならない叫びをあげました。 普段危険な生物、熊や猪、人をおそう妖怪に突然出くわしても、驚きはしても冷静な行動がとれるおにいさんです。 山を生業にする者のサガとでも言いましょうか。 そのサガが億病にも声を出す事はありませんでした。 しかし、山で熊に出くわしても、それは熊に出会うかもしれないという覚悟を常に持っているから。 この時ばかりはおにいさんに、覚悟が足りませんでした。 「ゆーぅぅぅ。めがまわりゅよぉぉ?」 なんなんだ?いったいなんなんだ!? 自暴自棄になりそうで、そのわけのわからないものが視線のなかに入らぬ様、布団に腕をつっこみます。 「うー?うあいお?ゆーゆーううう」 声がこもり、その異様な光景から目をそらす事によってすこし落ち着いてきたようです。 あのとき付いた傷が原因か?し、しかしゆっくりが、人体に寄生するなんて!?わけがわからないっ!! とにかくこの不思議生物がなぜ寄生しているのかは別として、とにかく取り除かなければならない!剥がさなくてはっ!! 体に蜂や蛭が取り付いてきた時のように、とにかくそれを払う事を考えます。 おにいさんは素数を数えて、自身の心臓の鼓動が落ち着くのを待ちました。 心を獲物を仕留める狩人にするのです。 息をゆっくり吸い。 ゆっくりと吐く。 そう、ゆっくりだ。こいつらがやっているようにゆっくりでいい。 521… 523… 537は…ちがう…541…! そのあいだも「うー?にゃんにゃのー?」という声は聞こえてきます。 しかし、百番目の素数まで数え終えたおにいさんに死角はありません。 布団から腕を出し、改めてこの奇妙なゆっくりと向き合います。 「ゆっくっちしちぇってね♪」 「おまえはゆっくりまりさか?」 そう言いながら自分の腕を改めて観察します。 昨日かぶれていた手首から肘にかけて、皮膚がカピカピにひび割れている。 しかし、その中心部、前腕筋の膨らみの部分にあんまん大のゆっくりの顔がへばりついている! ゆっくりの顔の周りだけは潤いがあり、通常のゆっくりたちに近い。 「ゆー♪ おにいさんはゆっくちできるひちょ? おにゃかがへったよ。ゆっくちえさをちょーらいね♪」 「質問に質問でかえすなぁ!」 温厚なお兄さんでもこの精神状態では流石に苛つきます。 鼻の辺りをつねってやりました。 端から見ると自分の腕をつねっているように見えます。 「ゆびぃいいっ!いだいいだい!ゆっぢりはなしてねええ!」 つまんだ部分がビロンと伸びます。 剥がそうにも、かさぶたのようにペリペリ剥がれるとはいかないようです。 しかし、それと同時に自分の感覚に気づきます。 「自分の腕が痛い……だと……!?」 どうやら作り物ではなく本当におにいさんの体の一部となっている様です。 試しに囲炉裏から、火箸を取り上げ軽くあててみました。 「うぎゃあああああああ、あづびいいいい。やべでえええええっ!」 まりさのおでこにあてられた部分が赤く腫れます。おにいさんの腕がヒリヒリします。 今度は外に出て行きました。 外に貯めてある水瓶に腕を突っ込み、たわしでごしごし磨いています。 「やべ、で、うぼぁ、うだ、うぁああば、ば、ばば、ばば」 まりさの声がやかましく響いた後、おにいさんのため息が聞こえてきました。 どうやらダメだったようです。 「はぁー いったいどうなっちまったんだ?これは医者にみせるしかないか…ああ、朝から騒いで喉がかわく」 仕事熱心なおにいさんですが、この日は臨時休業し、朝食後永遠亭のあの女医のところへ向かうことにしました。 ■■幕間01■■ 普段、朝起きたら顔を洗って目を覚まし、軽い運動をしてから朝食をとる、というのがおにいさんの日課です。 しかしこの日は、驚きによって顔を洗う前に目が覚め、すでに一汗流していました。 朝食は腹に適当に流し込むのですが、一人暮らしなのにこの日は賑やかです。 「ゆっくり朝ご飯を食べるね!」 おにいさんの独り言は虚しく響くだけでした。 「ゆー、まりちゃにもえさをちょーらいねぇぇ!」 「・・・・・・」 「むーしゃむーしゃしたいぃぃぃ!」 「・・・・・・」 おにいさんはとにかく医者に見せるまではシカトすることに決めた様です。 質素なおかずの食事ですが、その日一日の力をつけるためおにいさんはおむすび3個を平らげます。 「ふぅー食った食った」 「しあわちぇー♪」 「っ!」 見るとゆっくりはいかにも満腹満腹といった表情でにやついています。 しかしすぐに 「すーや♪すーや♪」 と気持ち良さそうに寝息を立てていました。 ムカつきます。 おにいさんは、このゆっくりにエサを与えていません。 しかしこのゆっくりの表情からおにいさんが食べた栄養もこのゆっくりに行き届いてしまう様です。 立ちくらみまでしてきました。 せっかく食べた食後の満足感も抜け落ちてしまいましたが、着替えを整え外出していきます。 永遠亭へ行く途中、いつもその日の収穫を卸している問屋にしばらく休むという事を伝えにいきました。 おにいさんの戦利品を金に替えてくれるお得意様です、おろそかにはできません。 もちろん腕のゆっくりを見せ物にする様な自虐趣味はないので、包帯で隠しています。 「・・・という訳で、ちょっと左腕を怪我しちゃいましてね、今日の卸しは休みになります」 「クリスマスも近くて樅の木やら雑貨の仕入れを頼みたかったんだが、 妖怪に襲われたならしかたないね。まぁ春までにゆっくり直せばいいさ」 「ゆっくり♪」 「ゆっくり?」 しかしゆっくりの声はもれるようです。 「ゆっくりと我が身につく悪魔めぇ、静まれ!ここで目覚めるなっ!潰されたいのかっ!!」 「中二病も併発してるようだねぇ。ガムやるよ。養生しなさい。」 いらん赤っ恥をかきつつ、改めて永遠亭に向かいます。 ■■■永遠亭■■■ 太陽が空の三分の二ほどに登った頃、 おにいさんは月の頭脳こと八意永琳女医の診察を受けているようです。 既にレントゲンや血液検査等一通りの検査をうけ、今は診察結果を待ちつつ永琳が診断しています。 「うん、実に興味深いわね」 「手術でもなんでもいいんでとってくれませんか」 「まぁ、検査結果がでるまでちょっと観察でもしてみましょう」 今このゆっくりは包帯から解放されて診察室がもの珍しいのか「ゆ?ゆ?」ときょろきょろ見回しています。 永琳がはなしかけると 「ゆっくりしていってね♪」 と通常種のゆっくりと同等の反応をする。 「エサは与えたかしら?」 「いえ、俺が食ったらそれで満足するみたいです」 「寄生している訳ね」 診察台の引き出しからビスケットを取り出すと、ゆっくりにみせびらかします。 「ゆゆ♪おねえさん。そのおかしをちょーだいね♪」 ビスケットのひとかけらを口に放り込みます。 「むーしゃむーしゃ♪しあわせー♪」 「食べてるわねぇ。消化はどうしてるのかしら?」 「あげた後に聞かないで下さい。今のとこ、うんうんやらしーしーやらはしてませんが。」 「エネルギー変換や生殖方法等興味はつきないわねぇ」 「師匠〜検査結果でました〜」 「はい、ありがと。」 「ふむふむ〜あらっ?」 「やばいんですか?」 「血糖値が異常に高いわよ。あなた糖尿病?」 「一応健康な青年という設定なんですが。」 「問診では起きてからおにぎり三個となっているけど、本当に何も食べてない?バケツ一杯の砂糖水とか」 「飲んでませんよ。グラップラーじゃないんですから」 「だとしたら、異常ね。原因は…?」 ちらっと目線を問題の物へむけます。 永琳の助手でもある鈴仙が投影版にレントゲンを貼付け終えたのを見て 「やっぱり完全に結合してるわねぇ。分かりにくいけどここを見て。全体が腕なのは分かるわね。」 永琳はレントゲンに移った腕の骨と皮膚との境界辺りをペンで指し示します。 「肘から手首に欠けて、薄く道が出来ているでしょう?これは血管なのね。 通常なら真っすぐ伸びているんだけど、このまんじゅうの部分で一度途切れてまた戻っている。 そうやってこのゆっくりはあなたから栄養供給をうけて、おそらく餡子に変換している。この白い部分が餡子ね。 そして排出されるうんうんとよばれている餡子は外部に排出せずに糖分に分解されてまた戻っている。 血糖値の異常の原因はこれね。映ってないけど、感覚の共有からして他の神経系などもつながってると思うわ。 まさしく寄生しているのね。半永久的なエネルギーの供給と変換ができる。 まんじゅうにしてみればこれほどゆっくりした所もないでしょう。」 「ここはまりさのゆっくりプレイスだよ♪ゆっくりしていってね♪」 ゆっくりという言葉に反応したのか、おうち宣言まで発しました。 「っ!!そこはっ!!おれの身体だっ!!」 おにいさんは永琳の小難しい話に目がグルグルしていましたが、おうち宣言に苛つきます。 「先生早くどうにかしてください!とってくれたら差し上げますんで研究材料にでもしてください!!」 「薬で除去する方法もありそうだけど、あなたの精神衛生上、すぐ切除した方がよさそうね。鈴仙、簡易手術の準備をして」 「はーいー」 「部分麻酔で、ここからここまで除去するわ。10分ほどで終わるでしょ。 術後直ぐは痛みが残るでしょうけど、あなたの年齢ならすぐに仕事に戻れるわ」 「よ、よろしくお願いします。」 おにいさんは永琳の説明もそこそこに、この寄生したゆっくりに対しての苛つき、ムカつきがあふれていました。 手術室ではおにいさんは、体勢を維持するため腕を横にのばしたリクライニング椅子状態で待機していました。 既に腕全体は麻酔が効いてあまり感覚がありません。 しかし 「ゆ♪ゆ♪」 と声が聞こえる事からゆっくりは意識を保っている様です。 「うるさいだまっていろ!」 「ゆ?」 「くそっ!!」 普段は些細な事では怒らず、ゆっくりにしてもただ人語を解する害虫くらいとしか思っていませんでした。 しかしこのゆっくりが腕に寄生している事で、おにいさんの苛つきが増している様です。 「さて麻酔は効いてきたかしら?はじめるわよー」 マスクをし手術着に着替えた永琳が入ってきます。鈴仙も一緒です。 「一応研究材料に欲しいから、傷つけず丸ごと切除するわね。よろしいかしら?」 「かまいません」 手術台を適当な位置に固定し、肩の部分に幕が貼られました。 「では術式開始」 痛みはありませんが、メスが動いているのが分かります。そして時折、 「ゆー?」 という忌々しい言葉が聞こえてきます。 始めはただ手術用具等に興味を示してましたが、自分が剥がされることをやっと理解したのか 「うがあぁぁぁ、ばぢざのおうぢになにじでるのおぉぉぉ。」 「鈴仙、脱脂綿」 「はい」 「おうぢぃうごおぉぉぉ」 永琳は冷静にそのうるさいまんじゅうの口を塞ぎます。 「だべぉ!」「ううぅっ!」「あん?ぇぇぇ!」とうめき声だけが聞こえていましたが、 10分もしないうちに 「はい、切除完了」 「うばぁっ!」 びちゃっという音とともに声がしました。 どうやらゆっくりは皿に移されたようです。 「ふぅー」 と手術も終盤にさしかかったところで誰とも無く脱力溢れる声が聞こえてきます。 「鈴仙、そいつはまだ生きてる?」 「かろうじて」 「ならオレンジジュースにひたしておいて」 「はーいー」 「あとは縫合して終り。」 「はい」 「はい術式終了」 あっという間に切除手術は終わり、幕が取り除かれます。 おにいさんの腕には既に血の跡も無く、一本の傷跡に縫合糸が見えるだけです。 「今はまだ麻酔で動かないでしょうけど、しばらくしたら動くようになるわ。重いものは持たないでね。」 サッサッと包帯を巻いていきます。 「血糖値の異常は元凶を取り除いたから、健康に生活してたらすぐに正常値に戻るでしょ。痛み止めだけだしておくわ。 酷い時に水で飲みなさい。おだいじに♪」 「ありがとうございました!」 かくして寄生ゆっくりを取り除いたおにいさんは、はればれとした気持ちで帰宅したのでした。 ■■幕間02■■ 永遠亭からの帰宅途中、太陽が少しだけ西に傾いた時間帯。 いつもならまだ山に籠っているでしょうか、 おにいさんは正月に新しいパンツを履いた様に気分爽快な心持ちでした。 「災いの元凶もとれたしっ!時間も空いたしっ!久しぶりに外食しようかなぁ。 みすちーのところで蒲焼きの特上をっ!こりゃたまらんっ!ヨダレずびっ!」 と、そこに数匹のゆっくりが現れました。どうやら森からエサを求めてはぐれてきた家族のようです。 先ほどまでニコニコしていたおにいさんの顔色が一瞬だけ変化します。 「おい、ゆっくり。ゆっくりしていってね!」 「「ゆっくりしていってね♪」」 「ゆゆ!にんげん!」 「まぁそう気を張るなよ。別に殴る気はない。」 いつもなら、特に害悪を与えるゆっくり意外はスルーなおにいさんですが、 このときばかりは自分の腕に寄生された経験が、胸をムカつかせます。苛つきます。怒りがこみ上げます。 「冬眠中で腹減ってるだろ?エサをやるよ。はい、あーーん」 永遠亭に向かう途中に問屋の親父からもらったガムを見せつけます。 「ゆゆ♪やさしいおにいさんだよ♪ゆーーん♪」 「「ゆーーん♪」」 ひと家族が揃いも揃って、おにいさんの足下で口を開けています。 目をキラキラさせながら期待させていますが、 思い切り足を振り落としました。 「「ゆげぇえっ!?」」 一踏みで赤ゆっくり全てと、親であろうまりさの頬を踏みつぶします。 残された親れいむと頬をつぶされた親まりさは 「???」と疑問符を出した後、一旦遅れて 「ゆぎゃああ!! れいぶのあがぢゃんがあああぁぁぁぁ!!!!」 「ばりざのぼっぺがぁあああ!!! なんでっ!なんでぇぇぇ!?」 と遅れた知能で知覚しましが、 踏み出した足を軸足にサッカーボールの如くまりさを蹴り飛ばします。 「うぼぉわああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・・・ぐうぇっ!!!」 餡子をまき散らしながら奇麗な放物線を描き、ぐちゃっと乾いた大地に落ちました。音からしてうまくつぶれた様です。 「ばりざああぁぁぁぁぁ!!!!あびゎああああああ!!!どぼじでぇえ!?あがじゃぁああぁぁぁ、ばじざあぁぁうあぅぅぅっ!!!」 自分の赤ん房か、それとも自分の伴侶か。 れいむは行くべき所を迷いながら、びょんびょんと飛び跳ねています。 「おい。見てみろよ。」 おにいさんは踏みつぶした足を持ち上げ、見せつけます。 既にぐちゃぐちゃにつぶれ、言葉も発しない赤ゆっくりは、べっちゃぁ、と擬音だけ発しました。 「ゆばぁ、あ、あ、ああ・・・」 おやれいむは、この突然の悲劇にただ立ち尽くし(?)おもらししてました。 「あば、ば、ばば、ば、ば、ば、ばぴぷぺぽぉぁあ!」 「気が狂ったか。この前の出会ったゆっくりは、勇敢にも立ち向かってきたんだが」 「あぼぼ、ぼ、ぼ、ぼ、ぼば、、、」 「今イチ、おもしろみにかける。プロである鬼意山たちの大変さがわかるな」 「ぽぽばばば・・・あがじゃん・・・ばじざ・・・」 本能がそうさせたのでしょうか、すでに狂った餡子脳でも愛する子供と伴侶を求める声を発します。 「っ!だまれっ!」 ばんっ!ともう一度四股を踏み、のこったれいむを潰します。餡子がキレイに広がりました。 「ふっ。いけないいけない。熱くなるな。冷静なのがいつもの俺だ。」 実にさわやかに中二病を併発しつつ、おにいさんは帰路に付きます。 「さて飯食いにいくかぁ。ピザとかいいな、マルガリータで。ボルチーニ茸をのせてもらおう。」 to be continued・・・2?へ
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「ふたば系ゆっくりいじめ 585 煙草とゆっくり/コメントログ」 良い作品だ。 -- 2010-05-18 02 50 43 面白かった -- 2010-06-09 00 43 39 ゲスを制裁する話はとてもすっきりー♪ ゆっくり灰皿が欲しい -- 2010-06-22 22 03 32 クソの役にも立たないゲスにも活躍の場ができてよかったよー -- 2010-06-26 00 54 39 しんぐるまざーの就職は大変だからねぇ…お兄さんの灰皿という職業に就けてよかったね!!! SS関係無いけど、タバコ税で入ってくる税金より、タバコで脳梗塞とか肺ガンになった人に使われる 国民健康保険で出ていくお金のほうが多いんだって。ソースは知り合いの法律家。 -- 2010-08-07 14 16 07 煙草あきの虐待は良い仕事してるよなぁ。容赦なくてw もう一つのSSも徹底的な虐待でゆっくりできるよー -- 2010-10-04 06 31 51 げす制裁はゆっくりできるよー 全く言葉も解さない害頭は灰皿がお似合いなんだね、わかるよー -- 2010-10-17 16 51 33 もういっそゆっくりでタバコ作れば? -- 2011-12-01 04 55 03 ↓鬼威散「気に入った。家に来てつむりをヒャッハーしていいぞ。」 -- 2013-09-25 22 55 31 ゆっくりの根性焼きwwww いいねwww でいぶの灰皿wwww最wwww高wwww -- 2014-08-01 18 21 00 うんうんはどうしてるの? -- 2016-04-01 16 31 40 ↓しーしーあなとかふさいでるとか -- 2016-06-29 22 20 43 ↓×8 更に関係ないけど、お酒も体に悪い。 「酒は百薬の長で少しなら問題ない」と言われていたが、 それを証明していた統計に「酒を飲まない(以前飲み過ぎて病気になり禁酒を含む)」 が含まれていたためにグラフ化したときに「少し飲む程度なら健康になる」と間違った常識になってしまった。 ※ソースは「初耳学(テレビ番組)」 -- 2018-01-11 12 16 30 ばーかしーねあーほ -- 2020-09-05 23 15 07
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なんとなくSSを書いてみる ○○ゴン○○○トモ○○ター○を久しぶりにやっていたら、突然こんなネタが浮かんだ。 文才…というか、ところどころおかしな表現があると思いますが、生暖かい目で見てください(ハァハァ 幻想郷にゆっくりたちが生息するようになってから、数か月が過ぎた。 人間の里では身近な甘味―――餡子の原材料を簡単に採取することができるとみてゆっくり加工所が建てられた。 永遠亭では、蓬莱の薬師がゆっくりを使って奇妙な実験をしていると聞く。 紅魔館では瀟洒なメイド長が主人とその妹に似たゆっくりを数匹育てているとサボり中の門番から聞いた。 ――――もっとも、その門番は俺がその場を立ち去った後、サボりが発覚。メイド長にお仕置きをされたようである。合掌。 今日の畑作業を終え、ゆっくりの侵入防止にゆっくりころりを数ヶ所に配置する。もちろん、看板も忘れずにだ。 帰り道、畦のそばを歩いているとゆっくりれいむとゆっくりみょんを連れている少年をみつけた。 いや、連れているというには、少々状況がおかしい。ゆっくりみょんが少年の指示に従ってゆっくりれいむを攻撃しているようである。 「ゆ゛ぶっ!ゆ゛げっ!ゆ゛っぐり゛でぎな゛い゛ぃ゛ぃ゛!」「ちーんぽ!」 お、ゆっくりみょんがれいむを倒したようだ。戦闘が終わったのを確認して俺はゆっくりみょんに指示を出していた少年に声をかけ、いったい何をしていたのかを聞きだした。 聞き出す途中、ゆっくりみょんがれいむの餡子を貪っていたが、先ほどの戦闘に興をひかれた俺はそんなことを気にせずに子供の話を真剣に聞く。 何でも、里の子供たちの間では野生のゆっくりを捕獲し、育成、配合させ、鍛え上げたゆっくり同士を戦い合わせる遊び―――ゆっくりバトル―――が流行っているようだ。 聞けば、子供たちだけではなく里の暇な(俺とて、例外ではない)者――老若男女問わず――の間でも広まりつつあるそうだ。 まず、少年のようなブリーダーで16歳以下は捕獲し、育成できるゆっくりの種族に制限がある。―――反面それ以上の年の者は低くはゆっくりれいむ。高くはゆっくりゆゆこ。すべてのゆっくりを育成できるのだそうだ。 育成をするのに、特別な資格は必要ないようである。ただし、公式の大会に出るには、ランクFの試合を受けてそれに勝ち通す必要があるのだそうだ。 俺は少年に、今日収穫した野菜と餡子を少年にお礼にとあげて、はやる心を抑えて家へ帰宅した。 「ゆっ?おにーさん、だれ?」 「おにーさん、ここはれいむとまりさのおうちだよ!ゆっくりできないひとはでていってね!」 帰宅した先に、不幸な生贄’ゆっくり’が2体。家を荒らしているのにでくわした。 「ゆっくりしていってね!」 俺は、いつもどおりの常套句をれいむとまりさに投げつけ――――傍にあった段ボールのなかにゆっくりれいむを閉じ込めた。 「ゆっ!?くらいよ!はやくだしてね!」 「おにーさん、れいむをだしてよ!」 あー。うるさいうるさい。そう思いながら気だるげな動作で足元ににじり寄ってきたゆっくりまりさを水槽の中にぶち込む。 「ゆべっ?おにーさんひどいよ!なんでこんなことするの!?」 とりあえず、水槽に入れたまりさを確認し、段ボールのなかかられいむを取り出す。 「なぁ、お前ら勝手に人の家に入っていいと思っているのか?」 「なにいってるの!ここはれいむとまりさのおうちだよ!おにーさんのじゃないよ!」 「ゆっくりできないおにーさんhゆ゛ぁ゛ぁ〝!?」 手のひらで、じたばたするれいむのほっぺたをつまみ、一気に引きちぎった。あ、やべ。ちょっと強すぎたかな・・・。餡子が駄々漏れになっている。 「れ゛い゛む〝ぅ゛ぅ゛ぅ゛!どう゛じでごん゛な゛ごどずる゛の゛ぉ゛ぉ゛!」 「ゆ゛ぴっ・・・ゆ゛ゆ゛・・・」 あーこりゃ、もう駄目だな。手なずけやすいれいむを育てようと思ったけど、まぁいいか。ゆっくりだし。 しばらくするとれいむは息絶えた。水槽の中で涙目になっているまりさを脇目に、台所へ行く。 しばらくして、まりさのもとに戻るとさっきまでの惨状を忘れ安らかな寝顔で眠っていた。――うわ、涎きたねぇ。 「おい、起きろ。」 「ゆゆ?もっとゆっくりさせてよ!」 「なんだ?もっと、寝たかったのか?じゃあ、この餌はいらないな。」 「ゆっ!ごはん?たべるたべる!ごはんちょーだい!」 騒ぎ立てる、まりさの水槽にれいむからとった餡子と野菜のカスを混ぜた餌をまりさに与え、部屋の片づけもそこそこに床につく。 翌日。 「ゆっくりしていってね!!!」といきなりの大音量で起こされる。時計を見るとまだ6時じゃないか、この糞大福。 まりさには野菜の切れ端を与え、朝食を終える。 俺は水槽からまりさをつかみ、庭へ放り投げる。「ゆぶぅ!?」情けない悲鳴をあげ、庭をころころ転がるまりさ。 「おにーさんひどいよ!ゆっくりできないよ!もっとゆっくりさせてね!」 「いいのか?俺にそんなこと言って。せっかく、おいしい餌’調教’を(させて)上げようと思ったのにな。」 「ゆゆ!ごはん!もっとほしいよ!」 「でも、ただじゃあげられないなぁ。やっぱりやめようか。」 「や゛だぁ゛ぁ゛ぁ゛。ごばんぼじい゛よ゛ぉ゛ぉ゛!な゛んでも゛い゛う゛ごどぎぎまずぅ゛ぅ゛!」 「何でも言うこと聞くんだな?よし。餌だ。」 涙目ながらも、餌がもらえることに喜んだまりさにえさを与え、今後の予定を考える。 1.まりさの基礎体力調べ 2.野良ゆっくり狩り 3.別のゆっくりを捕獲 このあたりが妥当なところだな。 よし。 「おい。ちょっとそこ走ってみろ。」 と、餌を食べ終えて「しあわせー」な顔になったまりさに命令する。 「ゆ!わかったよ!おにーさん!」 と、10歩分の幅の距離走る。どうやら、瞬発力はあるようだ。 「よしよし。次はその桶を持ち上げてみろ。」 といい、桶を持ち上げさせる。「ゆゆー」と言い何とか持ち上げるまりさ。 物を持ち上げる力は弱いようだ。 ―――中略――― とりあえず、一通りの基礎体力を調べた結果―――――瞬発力だけ強い、と。 明日からのトレーニングはスパルタでいこう。幾ら瞬発力だけが強くても、戦闘に有利にはなりにくい。 しかし、弱った。ここまで基礎体力が低いとは。このまま狩りに行ったとしても、囲まれたら\(^o^)/だろう。 そう悩んでいると、玄関周りの草むらからがさごそと音がした。 玄関に近寄り、草をかき分けるとゆっくりみまが隠れていた。逃げ出そうとするみま。素早くとらえる俺。 0.01秒の世界を展開させ、みまを捕獲。 「ゆっくりはなせ!」「!ししょー!おにーさんししょーをゆっくりはなしてね!」 このゆっくりはどうやらまりさの師匠らしい。 後でわかったことなのだがゆっくりみまは希少種でなかなか確認できないことで知られているそうなのだ。 まぁ…ちょうどいいか。ししょーというんだったら、弟子のまりさよりは強いはずだし。 そんな淡い期待を胸に、はなせはなせと暴れるみまとまりさを連れて、俺のブリーダー生活初日は終わった。 ―――――――――――――――――――――――――――― ゆっくりバトル物語。とあるブリーダーの話1 生意気にもあとがき これまでのSSでゆっくりみまが登場していなかったので、ついカッとなって出して見た。後悔はしていない。 餌とかの設定は、おいおい考えておくことにしてFランク闘技場はまりさとみまの師弟コンビで行かせるつもりです。 今後、考えておくこと↓ 旧作のゆっくりはどうするか?→必要とあらば出す。かませ犬な立ち場でも出す。 餡子の表現→これは想像力とセンスでカバーするしかないですなorz 育成風景→今回は―――中略―――とあらわした。必要、不必要かと思ったら―――中略―――と入れておきます。 略したところは、後書きに簡潔に書く…でいいか。 戦闘→直感とひらめき。 とりあえずこれくらいですか。 今回の育成↓ 基礎体力テスト→すてーたす欄のところを調べました。 ゆっくりすてーたす↓ まりさ ゆっくりサイズ:ばれーぼーる 瞬発力 B 力 C- 持久力 D タックル B- 速さ D+ 賢さ E 特徴:そんなに黒くない大福。調教次第では某○○スター○のス○○ムのように最終奥儀を習得するかも。 みま ゆっくりさいず:ばすけっとぼーる大 瞬発力 B++ 力 C++ 持久力 B+ タックル B+ 速さ B 賢さ C 特徴:まりさのししょー。独り立ちしたまりさを草陰からじっと見守っていた模様。餡子はずんだ。 2話はゆっくり狩りかなー…。
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ゆっくりレギオン 怪談とか嫌いな人はあまりお勧めしません。 なんか虐待じゃなくなってるような… 人間側に被害が出ます 他の方の設定が少し出ます 東方キャラの話題が出ます 人間に名前があります ゆっくりを生物と対等に扱う描写があります これらを見て読めないな、と思った方は回避してください。 ――――――――――――――――――――――――――――――― 「ゆ!ここはまりさのゆっくりプレイスだよ! にんげんさんはゆっくりしないででていってれぼ!!」 「ちっ、またゆっくりの野郎。おらの畑さ荒らして…。何がゆっくりじゃ 全然ゆっくりしとらんじゃねえか!」 ある森に囲まれた村の畑、ちょうどまた一匹のゆっくりがまた野菜泥棒+おうち宣言をして、 農家のおじさんの鍬の前にその儚い命を散らしたところであった。 壮年の男は潰したゆっくりを「廃棄場」と呼ばれる場所へと持っていく。 都どころか城下町まで数十里もあるこの村では潰したゆっくりは廃棄場に捨てられるのだ。 「おお、おめえさもゆっくりにやられただか?」 「ああ。全く、こいつらときたら潰しても潰してもどこからか湧き上がってきやがる」 「そんじゃのう。おかげで廃棄場も満杯じゃ」 まりさだった饅頭を投げ捨てた男は近所に住む男性を見つけた。やはり畑荒らしをしたゆっくりを捨てに来たのだろう。 冬がもうそこまで迫っている晩秋、ゆっくりは冬ごもりの為に餌集めに奔走する。 東のドスが住むという妖怪すら近付かないような樹海と違い、規模の小さいこの辺りの森では 冬の食料を集めるといっても当然早い者勝ちとなる。結果、ゆっくりしすぎていて 十分な食料を集められなかったゆっくりたちが畑を襲うので、この時期は特に攻防戦が激しい。 そしてあまりにも大量に手に入る餡子をただ捨てるのはもったいない、小豆も腐れば肥料になるという考えにより 農業を主体としているこの村では廃棄場にゆっくりの死骸を捨てて、ある程度溜まった後畑の肥やしとするのである。 だが、この秋は例年にも増してゆっくりの襲撃が多かった為、この穴も満杯に近くなっていた。 「そろそろ下の方は肥料になってるか?」 「んだな。そろそろ雪も降ってくるし、糞饅頭の泥棒もあと少しじゃろ。来年の春にはいい肥やしになってるべ。」 男達は連れ立って帰って行った。日も暮れてきており、村から漂ってくる夕餉の香りも男たちの鼻腔をくすぐったのだろう。 誰も居なくなった廃棄場に聞こえるは風に揺れるススキの音とカラスの鳴き声のみ。 時折遠くの山の麓にある寺の鐘の音が聞こえてくるこの場所はゆっくりにとっては処刑された遺体の遺棄された場所である。 耳を澄ませば声にならない声でゆっくりの怨念が聞こえてくるような気もする。 「もっどゆっぐぢぢだがっだよぉぉ…」 「どぼぢでごんなごどにぃぃぃ…」 「わがらないよおぉぉ…」 魂の浮かばれないその場所では、故に不思議でなかった。渦巻くその怨念が形を為すという事は。 「ふぁ…そろそろ寝るベや…。明日は長の所に行かないとなあ」 先ほどの農民は眠りに就こうとしていた。 すでに妻と幼い娘は寝ており、男も温かい布団の中意識を手放し掛けていた。 が、その耳に遠くからかすかな声が聞こえてきた。 「……ど……させ……」 「ゆっくりか!」 ゆっくり独特の声調に日々農業で鍛えている男はすぐ目を覚まして起き上がる。 ゆっくりは基本夜になると睡眠欲に負けて寝る事を選ぶ。よって今まで夜襲をかけられた事はなかった。 だが、ゆっくりには頭の良い個体もいるという。恐らく頭の冴えるぱちゅりーなりありすなりが真夜中に 襲撃をかける事を提案する可能性も大いにありえた。 男は村の外れに住んでいる事もありその可能性を常に考慮してきただけに、すぐに鍬を握りしめると ゆっくりが近づいて来るのを待った。 「ど……で……んな……にぃ…」 「とか…は…あり……も…ゆっくり…」 「べ…ス…」 最初はさざめきのようだった声も近づくにつれ徐々に意味をなす言葉となってゆく。 気のせいか、それらは「そろーりそろーり」などの能天気な声ではなく、苦しみで満ちている気がする。 だが男にとっては構うものではない。饅頭は饅頭であり、それらが意味を為す言葉を喋ってようが全く関係ないのだ。 ついに畑の外側にゆっくりが接触したようだ。静かな夜を鳴子の音が破る。 「貴様らぁ!俺の畑になに……す……」 男は大声をあげて威嚇するとゆっくりの群れに向かって突撃しようとした。だが、何かがおかしい。 ちょうちんの灯りに照らされたゆっくりはどれも潰れている。 べちゃり 男の頭の上に何かが落ちてきた。慌てて引き剥がしたそれはやはり潰れたゆっくりであり、濁った瞳が男を見つめている。 と、死んでいるはずのれいむの口元がゆがんだかと思うと、地獄の底から絞り出したような声で言葉を紡いだ。 「ゆ……ぐり……じねぇ……」 「ぎゃああああああああああああ!!!!!!」 いくら勇猛な男とはいえこの出来事には恐怖を覚え、まりさを遠くへ投げ捨てた。 持っていたちょうちんが地面に落ち、燃えはじめる。 だがどうしたことだろう。まだゆっくりどもの言葉が聞こえてくる。 男は恐る恐る上を見上げた。 今まさに燃え尽きようとするちょうちんの灯りの中、それを男は見てしまった。 星空に浮かぶゆっくりの顔、顔、顔。あるものは目が取れ、ひどいものは体の半分が無くなっている。 ぼとり、ぼとりと地面に落ちたものはゆっくりと起き上がると這ってくる。 種も損傷もばらばらなそれらの口からは絶え間なく呪詛の声が上がっている。 「ゆぎ…ぎ……」 「れいむを…つぶした…じじいはゆっぐり……じね……」 「じに……だぐ……」 「わがら……な…い……」 「む…ぎゅ……」 そして男に気がつくと一斉にこちらを向き、呻いた。 「ゆっ……ぐり…ごろ……ぢ…で…やる……」 「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!!!!!」 声にならない声を上げると男は何度も転びながら家に引き返し、妻女を叩き起こした。 「でろぉ!今すぐこの家からでろぉ!」 「どうしたのあんたぁ!」 「うわぁぁぁん!!」 「バカ野郎!死にたくなかったら早く逃げるんだ!」 文句を言う妻、大声に泣き喚く娘を無理やり起して家から脱出する。直後、空に浮かぶ ゆっくりの塊に家は押しつぶされた。 その頃になると異変を感じ取った他の村人も起き出し、事態を把握する。 「吾作どん!大丈夫かぁ!」 「ああ…俺の…俺の家が……」 間一髪難を逃れた男であったが、思い出の詰まった家はもうそこにはない。 「貴様ぁぁぁ!!!殺してやるぅぅぅ!!!」 「やめろ!早まるな!」 村人の制止を振り切ると男は近くの家の屋根に上ると近づいてくるゆっくりの塊を竹槍で突きまくる。 「ゆぎゃああああああ!!!!」 「いだいよおおおお!!!!」 断末魔の声をあげながら落ちていくゆっくりだったもの。 「死ねぇぇぇ!!!俺の家を、思い出を奪った糞饅頭どもは一匹残らず死ねぇぇぇ!!!」 男は涙に溢れた目に、鬼のような形相を浮かべてがむしゃらに槍を振るう。 どのくらい突いただろうか、 穴はこの塊が一匹のゆっくりだったら中枢餡にまで到達するであろう深さまで到達していた。 そしてそこには一匹のドスまりさがいた。 「お前は……」 男はそのドスを知っていた。その潰れた片目は男が鍬で突き刺したもの。 だが、どうして。村を襲撃したドスまりさは確かに廃棄場に捨てた。それがなぜここにいる。 「……!」 と、男はドスの口の中が光っているのに気づいた。あれは間違いなくドススパークを発射する時に洩れる光だ。 「逃げろおおお!!!ドススパークがくるぞおおお!!!」 男の叫び声にわっと散っていく村人たち。直後、彼らがいた場所にドススパークが降り注ぐ。 もし男の注意がなかったら多くの人が死んでいただろう。 男は下を見下ろした。村人は際限なく上から落ちてくるゆっくりの対応に追われていた。 このままではこの塊は村を破壊しつくすであろう。 「そうか……」 口の中からつぶやきが漏れる。こいつらは俺たちが潰した廃棄場のゆっくりだったのか、と。 そう、奴らは確かに死んでいた。瀕死のゆっくりも少なからずいたが、放っておけば確実に死ぬであろう傷を負わせていた。 だが、言葉に言い表わせないほどのその無念、怨念、殺意など様々な感情が何らかのきっかけで 様々な餡子と混ぜ合わさって一つとなり、ついに化け物の姿となったのだった。 閻魔様から引き取りを拒否されたゆっくりは安らぎを得る事はなく、絶え間なく続く痛みにもがき苦しみ 死という救いを求めながらもただひたすらに進み続ける。 人間が自分たちから奪ったゆっくりぷれいすを破壊し、自分を殺した人間たちを自分たちと同じ目にあわせようと…… 「ふっ……そうだったな」 男はひとりごこちつく。下から危険だ、逃げろという声が上がるが男には聞こえない。 「俺は忘れていた。」 槍を持ちなおす。 「お前達は饅頭だ。だが、生きてもいた。」 ゆっくりとドスに向かって構える。 「その事に気づいてやらなかったのは俺の罪だ。」 ドスの虚ろな眼窩がこちらを見る。 「その事について謝ろう。」 腰を落とす。 「だから今度はついて行ってやる!!」 ドスの口がまた光り輝く。 「共に地獄の閻魔の元へ!!!」 ドススパークが早かったか男の跳躍が早かったか。 塊の中心から閃光が煌めいたかと思うと、ゆっくりの死骸はまとまりを失い、ばらばらと崩れ落ちた。 だが、それを喜ぶ者はいない。篝火が燃え盛る中、男の妻である女性の慟哭の声だけが響いていた。 俺は……死んだのか…… 気持ちいいな…… へへへ、柄にもない事をしちまったな…… それにしても…死ぬってこんなにやわらかいのか…… 「……い…」 ああ、誰かの声が聞こえる。あれが地獄にいるって噂のヤマザナドゥ様か… 「…お…い…」 美人だといいな…へっ…なに考えてるんだか…… 「居たぞ!吾作だ!」 ん?光が…… 火傷だらけになりながらも男は奇跡的に生きていた。わずかに男の方が早かったのと大量の餡子が落下の衝撃を吸収したのだろう。 意識不明となっていた男は家に運ばれると、治療の甲斐か数ヵ月後には歩けるまでに回復した。枕元で村長から聞いた話によると、 恐らく奴らは廃棄場の中でドスまりさを核としてこの世への未練や怨念を吸い取り、大きくなっていたのだろう、という事だ。 男は回復すると髪をそり、僧侶となって各地を巡った。そして村では以後このような事が起こらないように ゆっくりの死体を捨てる時はせめてあの世では幸せになるよう祈ってやるようになったという。 終 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 以前腕試しで書いたものを大幅に修正しました。着想は悪魔城ドラキュラに出てくるレギオンです。 悪魔城ドラキュラに出てくるレギオンは「多くにして1なるもの」とされており、人の死体をボロボロ落として攻撃してくる ドラキュラシリーズ屈指のトラウマ的存在です。 映姫仕事しろ あまりにも死んでくるゆっくりが多いのでこの頃は軽くパニック状態に陥っていました。現在はなんとか持ち直しています。 これって虐待なの? やや疑問です。最初に書いた時はこいつらを火で燃やしてはいおしまいだったのがなんとなく書き直していくうちによくわからないものに なってしまいました。最初怪談っぽいのに途中から…orz だが俺はゆっくりを虐待し続ける。 全面的に同意します。特に赤ゆっくりは見るだけで潰したく(ry これまでに書いた話 剣客みょん 合戦 ゆっくり冬将軍 このSSに感想を付ける